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Escrito por Tomoko Ikeda del ITT

Sr. Japón y Hasekura san

Japón さんと支倉さん

〜 日本とスペイン400年の時と海を超えた出会い 〜

Fundado en 1995

スペイン語翻訳通訳

Instituto de Traducciones de Tokio

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蒙古斑の話 − Episodio IV −


突然だが、この文章を読んで頂いている皆さんには、幼い頃、蒙古斑があっただろうか?
そう、赤ちゃんの頃お尻に出るあの青い痣のようなもの

おそらく、日本人の方なら殆どがあっただろうし、その存在を知らない人はいないはずだ
(幼い頃、私にもありました)

蒙古斑―

広辞苑では次のように説明している

「小児の臀部・腰部・背部・けんこう部などの皮膚にある青色の斑紋。−中略− モンゴロイドに出現率が高く、日本人の生後1年以内乳児での斑紋は99.5パーセントに達するが、白色及び黒色人種では稀」
 

コリア・デル・リオに住むハポン姓一家

日本では、人が未熟であることを揶揄して「ケツが青い」なんて言うくらいだから、蒙古斑は日本人にはとても馴染みの深いものだと思う

さて、なぜ急に蒙古斑の話になったかというと、驚くことに、欧米の人々には殆ど出ないというこの斑紋が、なんとJapón姓を持つ人々には出るというのだ。私がコリア・デル・リオで出会ったビルヒニオ・カルバハル・ハポン氏も、赤ん坊の頃蒙古斑があり、彼の祖父の両親がどちらもJapón姓であったためか、一族みんなそうであったらしい

欧米では、蒙古斑の存在がほとんど認知されておらず、たまたまアジア圏の子供を診察した欧米人の医者が虐待の後ではと思ったほどであるという話を聞いたことがある。もちろんJapón姓全員に蒙古斑が出るというわけではないらしいが、コリア・デル・リオのJapón姓の間では、蒙古斑の存在を当たり前のように知っている

蒙古斑の話を聞いた私は、出会ったJapónさん達や幼い子供たちに、「ちょっとお尻を見せてくれませんか?」と頼んでまわったり・・・・はさすがにしなかったが、幼い頃蒙古斑があったか聞いてみたところ、やはりあったと答えた人が何人かいた

おお、すごい。これは本当に日本人の血が流れている可能性が高いのでは・・・?!
「蒙古斑があった」という人に出会う度、私の胸はときめいた