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Monólogo de un pasota == Serie III -48-188 ==
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第三編 『スペインの慣用句』 (旧48)(今回より新ナンバーで開始188)
実は今回の掲載をもって、この「慣用句」シリーズが48回目、つまり、丸々4年を向かえる
まさか4年にもわたっての連載になるとは、当初予想もしていなかった。「石の上にも三年」とは言うが、それを1年もオーバーしてしまったことになる。とは言え、「じゃ、もう終わろう!」というのは、どうやら許してもらえそうにもないので、そこで、編集部と相談の上、今後は「一塾magaにつ いて一慣用句」ということになった
グンとその数は減るが、これまで48回の掲載の間に、数えてみると、何と、187個もの慣用句をご紹介してきた。つまり、1号につき4慣用句弱と言うことになる。そこで、今回の新たな出発に際し、今回が188個目の慣用句になる ので、第188回とした。つまり、188個目の慣用句と言うわけだ
これを機に、読者諸氏に一つ提案がある。それは、「一塾magaについて一慣用句」というわけだから、月に1個の慣用句を確実に覚えていって頂きたいと思う。できますかなぁ?できますよね
では今回は『hacer memoria』をみてみることにしよう
メモリーを作るとくれば、以前なら磁気メモリーなんてのもあったが、昨今では何と言っても半導体メモリーだろうか。いや、それならば《producir》を使えばいいわけだ。 だからこそこれは慣用句なのだ。それにしても、どこかで聞いたことがある。或いは、教わったことがある慣用句かも知れない。どこで聞いたのだろう?誰に教わったのだろうか?どうも思い出せない。人も忘却と 友情を結ぶようになり出すと実に情けないものがある。無論、若い人でも、「あ〜、昨日の晩は誰と何を食べたっけ?」となかなか24時間以内の話でさえ思い出せない人もいる。 しかし、人間年をとると、昔のことをドンドンと思い出すので、近くの過去を思い出せないらしい。しかし、それならまだ良い。昔のことでも思い出すのだから。昔のことも昨日のことも思い出せないのはもうほとんど病気 である。つまり、「脳梗塞の一歩手前にいるのかも知れない」などと心配が先に立つ。いくら思い出そうとしても思い出せないのだから。だからこそ、《Hay que hacer memoria.「思い出さなきゃ」なのである。もっとも、「記憶を(勝手に)作る」というわけではない。実際は覚えていなかったにもかかわらず、写真を見たとたんに思い出したり、写真の力を借りて新たな想い出を「でっち上げる」というのはno valeである
例) Ella hizo memoria un instante y anotó en la agenda: "ordenar que le paguen al argentino".
(彼女はちょっと記憶を辿り、「あのアルゼンチン野郎に金を払うように彼女らに指示すること」と手帳に記した)
さて、ご質問・ご意見をお待ちしている。(文責:ancla)
以上は、本塾のメールマガジン『e-yakuニュースNo.77号(2007年03月末発行)』に掲載されたものです |
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