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Monólogo de un pasota == Serie III 196 ==
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第三編 『スペインの慣用句』 (その196)
今号は『un nudo en la garganta』に注目してみよう
《garganta》は「喉」。《nudo》は裸(え?!言うと思ったって?)ではなく「(縄などの)結び目」のことだ。ヌードはスペイン語で《destape》・《desnudarse》である。ムムム??《nudar》に接頭辞《des》が付いているのが「(服など)を脱ぐ・脱がせる・裸になる」なのか?そうその通りである。しかしそうなると、接頭辞《des》はその後に来る主動詞の反義なので服を着せるという意味になってしまう?いや、そうではない。落ち着いて。落ち着いて。まず《nudar》なる動詞はなく《hacer nudo「結び目を作る」》と言うが、《desnudar》の意味は裸になっているものをそうではない状態にするではない。つまり、「あれ〜、お代官様、ごむたいな〜」ではないが、「裸になる・する」は、「結び目を解く」が元の意味であるので、元のラテン語「ヌード」に相当するので全く無関係でもないのだ
いやいや。そうではない。話が完全にずれてしまった。話を戻そう。「喉に結び目」であるから、喘息の状態を表現しているのか?とは誰も考えないだろうが、辞書を見ると、[感動などで]…の喉が詰まるという説明があったりするものの、餅を喉に詰まらせるわけではないので、日本人の場合、いくら感動しても喉に何かを詰めるとすれば「息」くらいである。しかもその詰まった息だって、「息を呑む」からなかなか詰まらせはしない。しかし逆に「心臓が止まりそうになったり」、「肝をつぶしたり」、「舌を巻いたり」等々、日本人の場合は、人様ざまなようだ。結論を言うと、『あっけにとられたり・驚いてフリーズ』したりの状態を表す慣用句である。また、例文のように、《hacerse》や《ponerse》の動詞を伴って使用するのが通常である
例-1) Se me hizo un nudo en la garganta.
(私は喉に熱いものがこみ上げてきた)
例-2) A todos se nos puso un nudo en la garganta cuando Daniel caía lesionado de gravedad al comenzar el partido.
(試合が始まったとたんダニエルが重症の怪我をしたときにはみんな生き肝を抜かれたようになった)
さて、ご質問・ご意見をお待ちしている。(文責:ancla)
以上は、本塾のメールマガジン『e-yakuニュースNo.91号(2008年05月末発行)』に掲載されたものです |
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