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Monólogo de un pasota == Serie III 199 ==
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第三編 『スペインの慣用句』 (その199)
今回は『subírsele a (alguien) el pavo』に注目してみたい
《pavo》は、何あろう、頭部から首にかけての皮膚が、興奮すると青や赤などの様々な色に変化することからこの名が付けられたというあの鳥、七面鳥のことである。しかし、「七面鳥が誰かに登る」?とはいかなることなのか?アニメの世界でならば考えられないことはないが、七面鳥は鶏などに比べて結構大きくて重たい。よって手乗り文鳥やインコ程度ならいざ知らず、こんなに大きな鳥に上から乗られたのではたまらないが、むろんそうではない。ポイントは何と言っても七面鳥のあの頭部から首にかけてのあの部分。つまり、羽根がなく、肌がむき出し状態になっているそれらの部分が、その興奮の度合いによって次第に赤く染まっていくというところにある。と言うことで、何のことはない、『(誰かの)顔が真っ赤になる』と言うのがこの慣用句である。ただし、七面鳥のように、興奮して赤くなるのではなく、その興奮の種類が全く異なるので注意が必要だ。人間でも、怒り心頭で興奮すれば七面鳥のように首から上が赤く染まる。しかし、この慣用句はその状態を表現するのではなく、あくまでも、何か恥ずかしいことがあって、恥ずかしいという感情を伴って赤くなるときにだけ使用するので、この点を間違わないようにしてほしい
例-1)
Le dijeron a Marta que estaba muy guapa y en seguida se le subió el pavo.
(マルタは、みんなに今日はとっても綺麗だねと言われ、顔を真っ赤にした)
さて、ご質問・ご意見をお待ちしている。(文責:ancla)
以上は、本塾のメールマガジン『e-yakuニュースNo.96号(2008年10月末発行)』に掲載されたものです |
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