○ 『プロ翻訳』
語学学習の最終段階を十分に意識したプログラムを組みます。よっ
て翻訳のみにこだわることなく、より幅広い知識を習得することを目
指します。従来の方式も一部維持しますが、今回の改革では、プロ
レベル以下のクラスで勉強をする塾生にとっては、ゴールが更に遠
のくことを意味しますが、それだけ、このプロ翻訳クラスに到達する
ことへの挑戦心や意欲、そして、何よりもその最高峰を制覇したと
きに、より大きな価値を見いだしていただけるようになることと考え
ています。尚、改革の最大の目玉は辞書使用禁止(但し、日日・西
西を除く)となるでしょう。
★ 翻訳『Entorno』ゼミについて
4月17日(火)と5月8日(火)の『瓜谷文法塾』(19:00-21:00)の受講応募は
もう少しお待ち下さい。
客員講師:拓殖大学 瓜谷 望 教授
テ ー マ:「スペイン語文法解説」
(冠詞はいつ使っていつ使わない?−その2−)
受講料は\15,000-(月額)
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Monólogo de un
pasota
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今回からは、少々趣向を変えて、教科書や辞書などでは以外に扱わ
れていないスペイン語のお話をしていきましょう。ごくごく基本的なとこ
ろから始めますので、おさらいのつもりで読んでみて下さい。まずは符
号や記号(signos)について、何度かに分けてお話しすることにしましょう。
まず、日本語の『。』に相当する『punto"."』です。puntoには3種類ありま
す。まず、『el
punto y seguido』ですが、これは通常の文章の中で、一旦
文章を完結させるものの、次の文章も同じ行で続ける時に使用する『。』
です。無論、次の文章の先頭の文字は大文字で始めなければなりませ
ん。次は『el
punto y aparte』ですが、こちらの方には行を変えて節をあ
らためるという大切な役割があります。←この『。』が『el
punto y segui- punto y segui-
do』です。一つの大きな区切りをつけるわけです。3つ目は『el
punto
final』ですが、文字通り、テキスト全体の終了を指します。←、この『。』
が『el punto y
aparte』です。
書かれたものを正確に朗読するとき(dictadoなど正確に筆記者に文章
を伝えるとき)には、ただ単に『punto』ではなく、これらの3種類(主に前2
者)の『puntos』を使い分ける必要があるというわけです。
次に、日本語の『、』に相当する『coma","』です。最近は日本語の印刷
物でもこのcomaを『、』の代わりに使用する傾向があるようですが、小数
点などが多用されるような文章では実に煩雑で読みづらい状況になりま
す。それはさておき、スペイン語での用途も日本語同様、一つの文章中
での『息継ぎ』に使用されるのが常ですが、スペイン語の場合にはそれ
以上の役目を果たしている場合があります。特に注意を要するのは、
日本語であれば何らかの形の括弧を使用して強調したりする部分など
に、このcomaが使用されることです。スペイン語独特の修飾修飾の連
続で長い長い一文にもcomaは当然通常の用法で使用され、その上に
同じcomaで強調されても、外国人にはその解読は非常に困難なこと
が多々ありますので、その見極めが困難な場合が多々あります。
一方、スペイン本国では小数点をpuntoでは表さずにcomaを使用する
ことはよく知られていますが、以外に知られていないのが、『123,45』でも
『678'90』でもいずれもOKだということでしょう。つまり、小数点のcoma
を上でも下でもどちらに付けても良いというわけです。(←、この『。』が
『el punto
final』です。(いや、本当はこちらかな?))