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Instituto de Traducciones de Tokio

 


 

 
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☆     e-yaku ニュース・ No.11 (9月号) 2001/09/30        ☆
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スミマセン。今年は蛇年なのでしばらくおじゃましま〜〜〜〜〜す。尚、このミドリの動く蛇君や、ページ冒頭の風船ロゴや背景の風船画などはMacやその他のOSでは画面上に出ない場合がありますがご了承下さい。
 
初めてこのメールを受け取られる方へ。
 このメールは、日西翻訳研究塾が基本的に毎月末、スペイン語学習者のお役立ち一口メモと共に、塾のお知らせをするための、ネット上のごくごく簡単な定期的かつ一方的なメール(メール・マガジンの小型版)です。過去のバックナンバーをご希望の方は遠慮なくお申し出下さい。もっとも、『Monólogo de un pasota』は、今後、第1回からホームページにも掲載する予定をしておりますので、お急ぎでない場合は少々お待ち下さい。逆に、受信をご希望でない場合は、このメールの一番下の宛先までその旨をお知らせ下さい。
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お   知   ら   せ
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  ★ 『文法専科』のクラス大好評開講中!!
      関東4大学のスペイン語文法の権威6名が、1年を通じて(月1クラス)、文法を分かりやすく開眼させて下さるというこの画期的なクラスは、去る9月17日(予定は10日でしたが、台風の影響で1週間延期)に開講いたしました。第1回は、拓殖大学の安富 雄平教授をお迎えし、『日本語とスペイン語の文法的な意外な関係』についてお話しいただきました。
   多くのスペイン語学習者が、これまではスペイン語は日本語とはまったく逆の言語だ。だからこそ文法も理解困難と教えられてきたにもかかわらず、安富先生は、数々の例を挙げられ、日本語との類似点を指摘されました。少々荒っぽい総括としては、母国語である日本語さえ理解していれば、スペイン語の文法も簡単に理解(相互関係の構築)できるということだったと思います。    『目から鱗が落ちる』とはまさにこのことでしょうか。同時に、先生のメッセージは、本塾が目指す『読み手に優しい翻訳』にも通じるところがあるように思いました。つまり、最終的には、どれほど母国語を理解しているのか、ということに尽きるからです。    さて、現在の受講生には大変申し訳ないのですが、もう少し一人一人のスペースを譲り合っていただければ、まだ若干数の新たな受講生を受け入れられると思います。けっして利潤の向上に走っているわけではなく、このような普段どこでも受けることができないような良い授業を、一人でも多くの方々に受けていただきたいからです。    10月の予定は、10月15日(月)19:00〜21:00で、小池 和良 先生の『名詞の数』に付いてです。ご期待下さい。    このコースを受講されている方は、今後も多量の『鱗』をご用意してから参加下さい。落ちる鱗がいくらあっても足りないかも知れませんよ。     < ★ 塾生にBuena Noticiaです!!       本塾の塾生には、全員『塾生証』が発行されていますが、この塾生証の利用度がアップしましたので、お知らせいたします。       有楽町『シネ・ラ・セット』での映画鑑賞料が200円引きになります。Taquillaで塾生証を事前に提示して下さい。(当日一般1800円が1600円)(有楽町2-8-6 Tel:03-3212-3761)       同館は、常日頃より、スペイン語圏の映画を、率先して上映している素晴らしい映画館です。場所も、JR有楽町駅から徒歩数歩・数秒で、大変便利なところにありますので是非見に行くようにしましょう。       因みに、現在は、『シュリ』の愛と、『Buena Vista Social Club』の音楽と、『オースティン・パワーズ』の楽しさが満載の、『VIVA VIVA CUBA』が上映中です。     ◎ HPの短文翻訳集(バックナンバー)ページを改善しました       早いもので、短文翻訳集を掲載し始めてから9ヶ月が過ぎようとしております。つまり、バックナンバーが8ヶ月分溜まったことになります。そこで、ページの最初の部分に、カレンダーを設置し、過去の月毎の短文集に一度にワープできるボタンを付けました。さらに、各月の最後の部分には、カレンダーに一度に戻れるボタンも付けましたので、これによって、ページ内の動きが自由自在になりました。さらに、これまでは、このページからは、HPの表紙ページにしか戻れませんでしたが、短文翻訳のイニシャル・ページにも行けるようにしましたので、これで、『過去と現在』の往来が楽にできるようになりました。       とにかく、この短文翻訳ページを掲載開始以降、HPへのアクセス数がどんどん増えていまして、掲載前と比べると、4〜5倍のビジター数になっていまして、お陰様で、毎月増え続けています。これに伴い、このe-yakuニュースの配信希望者も順調に増えています。これもひとえに皆様のご支援の賜と、衷心より感謝申し上げております。 < ★ 塾生にBuena Noticiaです!! < ★ Festival Latinoamericano 2001のお知らせ!!     日時:11月12日(月) 11:30〜15:00      場所:東京全日空ホテルB1 鳳(第1会場) 瑞雲(第2会場)      入場料:2000円(多数の商品があたる抽選券付)(抽選時間1:30)      主催:社団法人日本・ラテンアメリカ婦人協会      中南米およびカリブの21ヶ国が参加する巨大なバザーです。民芸品からコーヒー、ワイン、食品など、様々の商品が手に入ります。滅多にないチャンスです。      参加ご希望の方はお知らせ下さい。        ★ DELE締切り迫まる         前回のe-yakuニュースでもお知らせしましたが、秋のDELE試験日は11月10日(土)です。締め切りは10月5日(必着)ですので、お急ぎ下さい。まずさ期に受験料を銀行振り込みすることがポイントです。     ☆ もう広告にはアクセスして頂けましたか?     先月、スペインの大学への留学とホームステイのサポート(楽しく学ぼうスペイン語留学 http://www.Doortospain.com)をサービスとしている企業(H.M.Planning.S.L.)をご紹介しましたが、もうアクセスされましたか?もしアクセスされた方がおいででしたら、是非ご意見をお聞かせ下さい。今後も、みなさんのご意見やご希望を、企業側にも伝え、反映していただけるようにしたいと思いますので、遠慮なく是非ご一報下さい。   ☆ Talgo社が、Barcelona=Madrid間のAVEを走らせます     日本でもRenfeの切符が入手可能になったというニュースを先月ご紹介しました。来年の2002年には、マドリード=ジェイダ間にもAVEラインが開通し、2004年には、さらにこれがバルセロナまで延長され、全長796kmが新幹線化されます。マドリード=バルセロナ間が、現在の6時間30分からノンストップ便で2時間30分にまで短縮)される予定です。尚、同路線には世界最速(350km/h)のAVEが走る予定(テスト走行済み)ですが、この車両を、スペインのTalgo社が落札しました。その勇姿は、次のページでご覧になれます。http://www.talgo.com/   ☆ スペイン語の月刊誌『MUSASHI(武蔵)』も好評掲載中です。ページが更に充実してきました。        ★ 大好評連載中の月替わりの『短文翻訳』とそのバックナンバー・ページも更新済みです。
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Monólogo de un pasota
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  符号や記号(signos)シリーズの、今回は、el paréntesis( )とlos corchetes[  ]のお話です。
         スペイン語の文章中の括弧類の使用は、現代日本語ほど頻繁ではありませんが、当然使用されます。日本語で最も頻繁に使用されるのは、カギ括弧の類ですが、スペイン語では、今日ご紹介するものがやはり最も通常です。しかし、前述のように、それ程通常に使用されるわけではありません。その理由は、前回に紹介した、Comillasを使用することの方が一般的だからです。実際、今回ばかりは例文を探すのにも大変苦労するくらい、これらの使用は余り一般的ではないのです。無論、例として適当なものという条件も付いているということもあるのですが...。そんなわけで、今回の例文は少々難解な文章になってしまいましたがお許し下さい。       使用方法は、日本の場合とほぼ同じで、書かれている文章とは明確に『隔離』されたことを表記するために使用されます。ただ、Paréntesis( )とCorchetes[  ]が使用される場合は、Comillasと明確に区別して必要される必要があるので、あえて今回ご紹介することにしました。日本人が作ったスペイン語文では、その区別が余り明確にされていないことが多いからです。   例-1) No tardé en enterarme de los rasgos que caracterizaban a la secta religiosa a la que se responsabilizó de la autoría de los atentados (porque fueron varios).           様々なテロ行為(1件ではなかった)を引き起こし、その犯行を認めた宗教団体の全容をつかむのにそう時間は要さなかった。   例-2) Me estoy enrevesando como verá y espero que comprenda que es sólo para no encarar el momento de escalar este Alé D'Huez (¿le gusta el ciclismo?) que se me presenta ahora.         ご覧のように、私はこのような複雑極まりない説明を致しておりますが、これは現在私の前に立ちはだかるアルプデュエーズに登る(自転車のロード・レースはお好きですか?)ことを避けんがためなのです。    以上のように、例-1)は、文章の補足ではありますが、必ずしもなくてはならないものでもなく、例-2)も同様に、明確に文章とは関係があるのですが、いわゆる、『よけいなこと』を付け加えている好例です。       次の使用例としては、我々一般人にはさほど関係ありませんが、芝居や映画の台本に使用されることがあります。つまり、日本語でいうところの『ト書き』というのに、このParéntesis( )が使用されます。   例-3) Simón. (Intrigado). -¿Qué ocurrió?         María.-Bah, ya tendremos tiempo de contarnos nuestras penas. (Se acerca)        シモン:−気になる様子で−「何があったんだい?」
        マリア:「別に。互いの苦しみを語り合う時間はこれからいくらでもあるわよ」−と、言いながら近付く−
      また、場所を明確にするこんな使用方法もあります。余談ですが、この方法の変形というか、第1人称の場合に飲みしよされている方法で、ネット時代ならではの使用方法が最近の新しい方法としてでてきてますが、あれは、日本だけでしょうかね?つまり、○△会社の鈴木ですを、鈴木@○△会社とする方法です。   例-4) Ayer hemos estado en Roppongui (Tokio).        昨日、六本木(東京)にいました。   例-5) Ella era de Salamanca (Estado de Nueva York).        彼女はサラマンカ(ニューヨーク州の)の人でした。
 
  一方、Corchetes[  ]ですが、これはParéntesis( )とほとんど同様の性格を有しています。最も一般的な使用方法は、Paréntesis( )の中で、もう一度、あるいは、さらに括弧を入れたいときに使用する方法(例-6)ですが、それ以外には、以下のような特殊な場合にのみ使用します。   例-6) Él me dio un periódico (El País [de 05-09-2001]).        彼は新聞(2001年9月5日のエル・パイス紙)をくれました。
    例-7) Decía Jaime, 《en este mundo nadie conoce a nadie sobre todo de aquella mujer [María] nadie entienda》.        ハイメが、『この世界では、誰も誰のことも分からない、特に、あの女(マリアのこと)を理解できる奴などいやしない』と言っていた。   例-8) Él me dio un periódico (El País [de 5 de sep. de 2001]).        彼は新聞(2001年9月5日のエル・パイス紙)をくれました。

    最後の使用方法ですが、実は、これはもうこのe-yakuニュースのNo.07でご紹介してしまった方法です。No.07をご観にならなかった、あるいは、見たけれど忘れた(これがほとんどかな?)方がおいでになるといけませんし、そうさせていただければ、こちらも大変助かりますので、以下に、再現いたします。    一方、日本語の文章などで、何らかの長い文章を引き合いに出したりする場合に『−中略−』などしたりすることがあります。実際は中略されると読み手はその間に何が書いてあるのか分からないような場合があるのですが、その時に話されている内容と直接関係がなかったり、さほどの重要性を持たないような場合、あるいは逆に、よく知られている長い文章を例文として使用する場合などにもよくこの手法が使用されます。スペイン語の場合、この『−中略−』に『"..."(puntos suspensivos)』が使用されるわけです。 例) El texto de "Don Quijote de la Mancha" comenzaba así; "En un lugar de la [...] y galgo corredor[...]".       さて、この例文でお気付きのように、『"..."(puntos suspensivos)』を『corchetes』の中に挿入しました。中略の場合はこのcorchetesを使用するのを忘れないようにしましょう。なぜなら、最初の例のように「言葉に詰まった」箇所と区別せねばならないからです。    てなわけで、最後の最後で少々の手抜きをしてしまいましたが、スミマセン。ではまた次回をお楽しみに。

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