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耳寄りな情報コーナー
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「人がナビゲートするポータルサイト『All
About
Japan』」の「よくわかる政治」を扱ったページ
http://allabout.co.jp/career/politicsabc/subject/msub_euro.htm?FM=mc
)に、これまでに
本塾講師の碇
順治がSpain-japan.comに連載してきたページが、この11月より、
スペインの現代政治および歴史の代表サイトとして『
スペイン激動の20世紀の政治史をわかりやすく説明してくれるサイトです』と紹介・リンクされることになりました。もう開始されています。このサイトは、2年前からSpain-japan.comとの共同
で連載されているもので、現在はちょっとお休みを頂いていますが、本塾のホームページにも掲載しているものです。尚、『All
About
Japan』のHPの内容は大変充実しているオールマイティーかつ大変素晴らしいサイトです。メインアドレスは、
http://allabout.co.jp/です。アクセスの価値大ありのサイトです。
★ もう一つ、『
中南米マガジンLatin
America
Magazine』J-Latinohttp://j-latino.comの『スペイン語学関係』のリンク集にも、今月から『
日西翻訳研究塾 ・・・・ スペイン語の翻訳についての情報がいっぱい』といううたい文句でリンクが開始されています。このホームページは、中南米の音楽等々、様々な情報が盛りだくさんのホームページです。一度アクセスしてみて下さい。
★ 平凡社から『スペイン・ポルトガルを知る辞典』の新訂増補版出版のお知らせ
約10年ぶりにスペイン語学習者必携の同事典改訂が出ました。約100項目の新しい項目が加えられましたが、この増補部分には、本塾の碇
順治講師が、『EUとスペイン』、『ジブラルタル』、『外国人問題』、『日西経済関係』等々の12項目で執筆しています。
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スペイン便り その2
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スペインにも大寒波がやってきました。カタルニア地方では豪雪で高速道路で車の中に700人以上の人が閉じ込められたり、送電線の氷結事故で大停電がバルセロナに発生するなど大混乱です。マドリッドでもプールに初氷が張り、家の裏のオリーブ林も凍てついています。ほんの30分庭にいるだけで体中が冷え凍ってくる寒さです。
「私とエヴァの2人で決心した事をおつたえしたい。2人はそれぞれの人生を別々に歩んでゆく事にしました。2人の付き合いを絶つ事にしました。理由は全く私的であり個人的なものです」と、言うのは、有名人がよく週刊誌のインタビューで表明するようなせりふですが、このコメントがなされた場所は、スペイン王家のサロンで、12名の一流紙の記者を前に語ったのが、スペインの王子となると少しタレントの世界と状況はかわります。これは、過日、スペインの王位継承者フェリッペ王子(33歳)が1997年以来交際を続けてきたノルウェーのファッションモデル、エヴァ・サヌン嬢(26歳)との関係終了を自ら発表したのです。「この決断は自発的に2人の間でなされたものです。2人の関係は実るに至りませんでした。ただそれだけです。彼女の美点はたくさんありますが、しいて言えば、目標に到達しようとする際に見せる強さ、気高さ、感受性、克己力、公正さ等、数え上げればきりの無い資質がいつも私を感動させました」。そして、最後に「これからは友人としての付き合いを続けられる事を願っています」と結びました。
1997年ノルウェーのハークン王子の紹介で知り合った二人の関係は、年を経るごとに親密さを増し、スペイン国内での出会いだけではなく、ヨーロッパ、インド、中南米への旅行などを重ねる二人の関係は一応秘密として扱われていました。ヨーロッパ王家の未婚王子の中でその容姿と家柄でひときわその動向が注目を集めるスペイン王子の結婚相手が誰かという事は、それなりに大衆の関心事であり、エヴァ・サヌンが最短距離にいた事は知る人ぞ知る公然の事実となりつつあったところへ、今年8月25日、ハークン王子の結婚式の際に2人が一緒のところを撮影された写真が公式なものとして初めて報道(しかし又それが最後のものになるとは皮肉な話です)されました。この8月25日以後、スペイン国内では2人の結婚の噂と、それに批判的な意見が世論を二分した状態を生み出す事となりました(意見調査では文字通り賛成と反対がほぼ半々の結果が出ていました)。賛成派は、好きな者同士が結婚に至るのは自然で、自分の配偶者は自分で見つけるもの、その際門閥にこだわる必要は無い、王子が幸せであれば結婚を認めるべき、というのが主張です。この意見に属する人々は、あくまでも王子を一個の個人と見做し、自由意志を尊重する立場から事態を見守りました。
一方、反対派は、国家論擁護の立場から、将来の国家元首たるものはそれにふさわしい配偶者と結婚せねばならない義務を負っている。ふさわしい配偶者とは、知性、教養だけでなく全国民が納得できる資質を持たなくてはならない(例えば、家柄、カトリック教徒であること、スペイン語が話せる事etc…)と、いうものです。いまどきそんな基準をすべてクリアーできる適齢者は少ないと思われますが。運悪くエヴァ嬢はそういう面から見るとどれも失格です。ノルウェーの平民の娘で、モデルという職業を持つ女性であり(時には人前であられもない姿をさらした事も)、スペイン語が話せない、カトリックではない、スペインの歴史文化を知らない等々、とにかく無い無い尽くしの連続で、反対派にとって絶好の標的となりました。彼女にとって数少ない味方は、王子自身と反対を表立って表明しなかったスペイン国王、ノルウェー王子を含む友人達だったようです。一般の家庭であれば、それが必要十分条件であるはずですが、やはりそれだけでは駄目だったようです。
4年に亘る貴族と平民の恋は強烈な俗界の圧力により破綻をきたしました。この先、フェリッペ王子はどのような相手と、どのような結ばれ方をするのかが興味深いところです。穿った見方をすれば、この一件を通して王子自身がスペイン国民にどんな相手であれば王妃とするに納得がいくのかを質したともとれます。想像できることは王子の心の中に、生来の約束事、すなわちスペイン国王となるための対価は想像したよりもはるかに大きい事を思い知らされたであろう事と、それをはかり切れなかったがゆえ、愛した女性を深く傷つけたという負い目をこれからの人生に持ち続けるだろうということです。復古して26年しか経たない現在のスペイン王家のこれからの基礎固めをしなくてはならない責務を背負ったフェリッペ王子には、これを回避するためにかつてイギリスのエドワード8世(ウィンザー公爵)が採った王位放棄という道を選ぶことも不可能で、今回の決断はさぞかしつらいものであったろうと思います。この一件を通して、伝統と改革の真っ只中に生きるスペイン社会の現実が如実に繁栄されたというのが興味深いところです。(マドリード『H.M.Planning.S.L』森
統)
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Monólogo de un pasota
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さて今回は、前回のel
guion(-)でお話しした事と関連した話をしましょう。
スペイン語の単語は必ず一つ以上のla sílaba(音節)から成り立っていることはご承知の通りです。前回はこの音節を分けるのにel
guion(-)を使うという事を説明しました。では、その音節の分け方はどうすればいいのか、何か規則があるのでしょうか、と言うのが今回のテーマです。
但し、話の都合上、音節の話を中心に話を進めますが、本題は音節ではなく、前回のel
guion(-)のお話しをしたことの続きで、文章の最後に来た単語をどこで切るかを説明しようと言うわけです。
まず、la sílaba(音節)とは、簡単に言うと、子音が母音に引っ張られるようにしてその母音にくっついてできた単語で構成された、通常ならそれのみでは意味をなさない文字の塊なわけです。ただ、ここで問題になるのは、単語というのは、様々な母音と子音が混淆して形成されているわけですから、子音がその周辺にあるどの母音にくっつくのかが問題になってきます。基本的には、子音は子音の後に来る母音に引っ張られます。
例-1) Navidad → Na-vi-dad
でも、母音が最初に来る単語も山のようにありますが、その場合でも子音は後の母音に付きます。
例-2) emenigo → e-ne-mi-go
以上のような簡単な単語、というよりも、単純な音節の場合(わざと簡単なものを選んだのですが)はいいのですが、音節にはいろいろと複雑なものもあります。まずその基は、二重・三重母音や、二重子音の存在です。
例-3) averiguación → a-ve-ri-gua-ción
(二重母音)
averiguáis
→ a-ve-ri-guáis
(三重母音)
tribuna
→ tri-bu-na (二重子音)
さてここで、上の例でも明らかなように、二重・三重母音や二重子音は絶対に分けられませんので気を付けて下さい。但し、子音『c』の場合は例外です。この『c』が二つ連なった場合、つまり、『cc』となった場合にはこれら二つは前後双方に分かれることになります。
例-4) accidente → ac-ci-den-te
通常なら、上記のような場合、最初の『a』が一つの音節を形成してもよさそうなものですが、『cc』がその後に来た場合、前の母音に子音『c』が引っ張られ『cc』が分かれてしまいますので注意して下さい。もっとも、『ll』や『rr』の場合は、絶対に分裂することはありませんのでお間違いのないように。また、『br』の場合も同様に分かれることはないのですが、次のような特殊な場合に限り、分裂が可能です。理由は、『b』が『sub』という接頭辞の一部だからです。
例-4) subrayar → sub-rayar
以上は文章の最後にこれらの言葉の中で切ることができる部分(切って、次の行に移ることが可能な)を表記してきましたが、ここで少々特殊なケースを紹介してみましょう。
単語の 悪い例-1) Ella tenía muchas e-
nemigas.(彼女は多くの敵を持っていた)
こう言った場合、どうしてもスペースがなければ、
Ella tenía
muchas --
enemigas.
と、すべきです。
これと同様に、二重母音も行の最後で切るのは相応しくありません。
悪い例-2) Ella con mi novio se re
-ía mucho
de mí..(彼女は私の彼氏と一緒になって私のことを笑っていた)
この場合も上記同様の処理をするのが望ましいわけです。
最後に2つの特殊な切り方(行の変更方法)をご紹介しましょう。まず、『nosotros』や『vosotros』をどこで切って行を変えるかです。通常の音節での切り方なら、『nosotros→no-so-tros』や『vosotros→vo-so-tros』というふうになり、その2箇所、どこで区切って行を変えても良いのですが、スペイン王立アカデミーは、次のような切り方での行変更も認めています。『nosotros→nos-otros』や『vosotros→vos-otros』のようにです。
もう一つは、接頭辞が付いた単語の場合です。これは例-4と少々相反する規則かも知れないのですが、必ずしも接頭辞を別にする必要はないということです。
例えば、desarmar → des-ar-marのどこで切っても良いのですが、同時に、de-sarmarと切って行を変えても良いというわけです。
さて、符号や記号(signos)シリーズもいよいよネタ切れになりそうで、次はどんなシリーズを始めようかと思案中だということは、すでに前回でも申し上げました。考え方としては、執筆者の専攻分野である『スペインの現代政治・経済など』に関するシリーズにすることが一つです。もう一つは、スペインには『locuciones』と言いますか、『dichos』とか、あるいは『modismo』と呼ばれる、所謂日本語の『慣用句』のようなものが山ほどありますので、それを紹介していくか迷っています。もう少し、お時間下さい。他に何かご希望、又は、前述に関し、ご意見等があればメールにて遠慮なくおよせ下さい。
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短文翻訳 2001年12月更新分
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1. El
calendario del fútbol
mundial se unificará a
partir del 1 de enero
del 2002.
サッカーのワールド・カップのスケジュールは2002年1月1日から統合されます。
2. La
justicia peruana dispuso
una orden de captura
contra el ex comandante
de la Tierra.
ペルー法務当局は元陸軍少佐の逮捕命令を出した。
3. La
selección de Uruguay va
de goleada en goleada
con un buen trabajo de
conjunto.
ウルグアイ選抜チームは優れたチームワークでゴールを重ね続けています。
4. Los
machos movieron la
cabeza, su forma
distintiva de cortejar.
オスたちはメスを誘うときに独特のやり方で頭を動かした。
5. A mí
padre le gustaba yo más
cantando que bailando,
pero el saber bailar se
lo debo a mi padre.
私が踊れるのは父のおかげなのに、父は私が踊っているより歌っている方が好きでした。
6. Tener
coche era absolutamente
esencial no sólo por
comodidad sino también
como demostración de
clase social.
車を所有するということは、利便性の問題のみではなく、社会的ステイタスを誇示する上でも不可欠であった。
7. El
índice de desempleo en
Japón de noviembre
pasado se mantuvo en un
5,5%.
去る11月の日本の失業率は5.5%を維持した。
8. Me
estoy empezando a
encariñar con el novio
que me cedió mi amiga.
友達に譲ってもらった彼氏が気になり始めてるのよ。
9. El
alza de los tipos
estrangularía las
posibilidades de
crecimiento de la
economía del país.
金利の上昇は国の経済成長を阻害するおそれがある。
10. La
causa principal estriba
en el incremento del
déficit.
主な原因は赤字の増加にある。
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ホームページはこちら →→→ https://www.e-yakushiyo.jp
(イー訳しよ〜ネッと)
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