◇ アルベルト先生 快挙!! (
^_^)/□☆□\(^_^ )
◆ 姉妹校アルカご紹介
◇ Monólogo de un pasota 少年Aはスペインにもいる? (その3)
(Serie II-31)
◆ 読んで楽しい連載読物 『スペインよろよろ紀行』(その第8回) 夜のしじみ:原作
◇ スペインの慣用句 (Serie III-28)
◆ 短文翻訳
(2004年11月末更新分)(No.461-470)
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┗■ アルベルト先生 快挙 \(^_^=^_^)/
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本塾の特別講師であるアルベルト松本先生が、この度、産経新聞の「オピニオンプラザー私の正論」という論文コーナーのコンクールで入選されました。
テーマは「外国人労働の受入をどう考えるか」です。11月2日の産経新聞の朝刊の17ページに堂々掲載されました。
先生からのメッセージ:
以下のサイトでこの小論文が読めますので、是非読んでいただき、ご指摘などがありましたら、遠慮なくe-yaku@gol.comまでお送りください。これからの研究にも参考にしていきたいと思います。
このページがでたら、オピニオン(右の方にあります)のアイコンを1回クリックして下さい
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Arcarcarc 姉妹校紹介
racracrA
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姉妹校の『アルカスペイン語学院
(Instituto
De
Español
Arca)』は前号でもご紹介いたしましたが、引き続きご紹介させて下さい。
アルカスペイン語学院は、初級レベルの方々から、上級レベルの学習者までを対象するのみならず、まず難しいだろうと思われるようなユニークな学習講座を提供する目的で設立されました。
まずは、ご報告いたします。通信教育による『西検対策模擬試験』講座は、お陰様をもちまして、すべての予想を大きくはねのける結果となり、無事、今回の受講受付を終了いたしました。皆様のご支援に感謝申し上げます<<(_
_)>>。次回の受講受付は来春になります。
現在開講中のクラス
- 「はじめてのスペイン語」
ABCから始めるまったくの初心者コース
- 「やり直しのスペイン語T」
ちょっとかじったことはあるけど、かなり忘れてしまったので・・・という方が対象
- 「やり直しのスペイン語U」
以前に文法を一通りやったけどもう仕切直しで再挑戦したい方に最適です
以上のクラスは、日本語講師とネイティブ講師が、懇切丁寧に、毎週交互で指導します。そう、「かゆいところを掻いてくれる」ような、そんな先生ばかり(しかも、講師は美男美女ばかり。勉強にはまったく関係ないですが・・・、あまりにも粒ぞろいなので、ついつい。スミマセン。これってセクハラになるのかなぁ?)です。開講日時などは昼夜様々ですので、詳しくは下記のアドレスにアクセスしてみて下さい。
- ¡México
Lindo! (メキシコ文化とスペイン語に親しもう)
メキシコの文化、生活、習慣、歴史等々を学びながら同時にスペイン語を学ぶ、メキシコ学のクラス
講師はお馴染みの人気講師 Luz María先生です
- (仮名) 「スペイン語で日本と日本語」
【内容】
主な内容は、少々欲張りで、以下の二本立て+unoです。
1.
日本語をスペイン語で教えられるように、日本語文法を学習し、同時に、文法用語のスペイン語表現も学ぶ
2.
日本をスペイン語で教えられるように、日本独特の文化や言葉などをスペイン語でどのように表現するのか?
3. 上記の学習を通して、スペイン語そのものの能力向上が図れるような内容です。
【対象】
すぐにでも役立つような実戦クラスを目指しています。
かなり高いレベルの方々が対象です。よって、上級レベル程度以下の方々はゴメンナサイ。
因みに、参考レベルとしては、少なくとも、西検2級以上を要します。
【現・マドリード大学日本学講師、松井
賢治 先生(元・本塾講師)の推薦メッセージ】
【講師】
メキシコで長年日本語教師として教壇に立っておられたLuz María先生です
すでに受講予約を済まされた方もおられますので、お急ぎ下さい。定員は8名のみです。
=== Arcaはどこか一味ちがう!! そんな語学学校なんです ===
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2004年11月30日更新ページ一覧:
*『今月の短文翻訳』(2004年11月分)
*『短文翻訳集』(2004年10月分)
*『スペインの慣用句』(その15)
*『馬耳東風(第二編)』(その27)
*『お役立ちページ』
* e-Tenの『よくある質問とその答え(FQA)』は常時更新されています
(イー訳しよ〜ネッと)
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Monólogo
de un pasota===Serie
II-31==馬耳東風第二編の三十一
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少年Aはスペインにもいる? (その3)
前回では実にescalofrianteなデータを挙げて「新・少年法」問題の存在と未成年者の犯罪増加について話をしたが、今号では、法の問題点を中心としてこのスペインの少年犯罪自体の問題点を見ていこうと思う。
まずその前に、前号でご紹介したスペイン全土での2002年の少年犯罪者数について少々補足をしておこう。まず、92,787件の年齢別内訳だが、14〜15歳が34,628人、16〜17歳が50,562人、17〜18歳は7,597人であった。この数字は何らかの理由で保護された少年の延べ人数である。以上の件数の内、実際に少年法が適応され審判廷にまで進んだ件数は30,445件で、その内、収監にまで至ったのは、約3分の1の10,031名で、2001年の4,791名からは明らかに増えてはいる。つまり、2001年改正法が機能しているという見方もできる。
少年法の問題点として様々の指摘があるが、殺人などの重大犯罪に対する処罰の軽さがその一つだ。つまり、例え殺人罪であっても14歳未満は処罰の対象とはなってない等々である。この点に関しては日本同様スペインでも14歳未満の少年たちは何をしても処罰の対象にはならない。しかし、スペインでは、今このことが方の不備だとして社会的に問題視されている。
では、14歳以上の未成年者の場合の処罰はどうなっているのかというと、特例として10年の観護措置期間は認められている(16歳以上の場合)ものの、通常は最高5年の刑を超えてはならないことになっている。また、刑罰(少年刑務所への収監)に至っては2年を超えてはならず、さらに、その刑期の3分の1をも経過していない時であっても、保護観察許可(家に帰れる)が出される可能性も残されており、実際、多くの少年たちはこの種の許可を享受しているのが実体だというのだ。
問題点を一つ一つ取り上げていると切りがないので上記の例だけに止めるが、新法の良い点も挙げておかねば片手落ちになる。例えば、少年法の対象年齢を18歳までに引き下げたことだ。また、前述のように、特例ではあるにしても、護措置期間を最長10年にまで引き上げたことも少年法改正が新しく導入した評価すべき点の一つといえる。(...続く)(文責:ancla)
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超中編連載旅日記
『スペインよろよろ紀行』
その八 (作:夜のしじみ)
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バルセロナへ (その2)
さて、バルセロナのホテルは、カツオくんが以前出張でバルセロナを訪れた時に、スペイン駐在の人が薦めてくれたというNHホテルにした。とてもよかったというのだ。
話が前後するが、今回の旅行でホテル選びは難航したのだ。そもそもヨーロッパをフリーで旅行するのは初めてだったので、色々な資料を取り寄せたり、この「日西翻訳研究塾」のスペイン通の知人に相談したりしたのだが、「僕はとにかく安いホテルしか泊まらないから、安いホテルがよければ幾らでも教えるよ」というJ氏やら、(一応新婚旅行なんで遠慮しておきますぅ〜)「あたしはいつも友達の家に泊まるからホテルは分からないわ」というA嬢やらで、スペイン通の協力は全く期待できなかった。それならば、とカツオくんの以前の経験を信じて、NHホテルを選んだのだった。しかし、カツオくんも5年以上も前に出張で一度泊まっただけのホテルの名前を覚えているはずもなかった。
「ううーん、ちょっと待っててくれよ。」と、押入れの奥の自分の不要品が入ったおもちゃ箱をごそごそあさること数十分、カツオくんがとりいだしたるはホテルのネームが入ったプラスチック製の「靴べら」だった。
「ジャジャーン、どうでしょう。これがそのホテルだ!」誇らしげに胸を張るわが夫の「ホテルの消耗品持ち帰り癖(勿論タオルなどはやりませんよ)が偉く見えたのは初めてだったろう。「いいだろ〜〜〜こうやってコレクションするのもさあ〜俺って偉いなぁ〜」(自慢気)
本当は私は余分なものを持ち帰るのが嫌い。しかもホテルのネーム入りの靴べらをみみっちく使うオトコなんて大嫌いだった。しかし、此処は矢張り花を持たせなければ、、、
「本当ね。さすがカツオくんだわ。そのけち臭い癖も役に立つじゃない〜〜〜」とにっこり微笑んだわたし。しかし、それから数年後にはそんな夫の癖もすっかり伝染してしまっていることになるとは。。。嗚呼、夫婦っておそろしい。
話は時系列的に旅行以前に飛んでいってしまったが、そんなわけでわたしたちはバルセロナ市のNHホテルのロビーにいるのだ。数年ぶりという大掛かりなゼネラルストライキの前日のことだった。(…/
continua)01-08
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スペインの慣用句 == Serie II -28
== 馬耳東風 第二編の二十八
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さて、今回は色シリーズの最後なので、やはり赤と黒に登場してもらわねば、色シリーズとは言えない。面黒いかも
1. 『tener la negra』
これは慣用句であって、決して「黒人女性を愛人にもつ」等とは訳さないように願いたい。もっとも、最も難しいのは、いったいどのような表現が慣用句なのか?の判断は確かに難しい。これまでにも見てきたように、いかにも慣用句ですというものも確かに存在はするが、慣用句はその多くが口語であることから、頻繁に使用される単純な言葉・単語で構成されているものが多いからである。これもその判断が難しいものの一つであろう
黒という色自体の持つイメージは何故か黒い???いや、暗い。ほとんどサケビたくなるほどクライ。これは124番目に紹介する慣用句だが、この「4」と言う数字は日本では「死」と読めるので嫌がられる数字だ。いくら迷信などを信じない人であっても、受験番号か何かでこんな番号が当たならば、絶対に嫌な気分になるだろう。そう、「これはもうダメだ、不運だ」と思うしかない。っと、いうことで、この慣用句は「非常に運が悪い・不運」を表現している
例) Tengo la negra, cuando voy a ir de excursión,
llueve.
(私が遠足に出かけようとすると、雨。もう…イヤ)
2. 『al rojo vivo』
《vivo》は、「生きている」状態を意味する形容詞なので、生きている赤い色という、さすがに動詞が基盤になっている形容詞らしくなんだかとってもその臨場感が伝わってきて分かり易くていい感じである。動詞《ser》について、「生き生きとした・活気ある・はつらつとした」状態を表現する。したがって、《Es
un niño
vivo.》は、決して「生きている子供」ではなく、「はつらつとした元気な子」を言う。因みに、「生きている(状態の)子供」を表現する場合は《estar》動詞を伴い《Está
vivo el niño.》である。この活力溢れる形容詞に、明るく力強い《rojo》色が組み合わされば、その意味はもう《llama
viva=燃えさかる炎》の先に生き生きと見えてくるようだ。よって、この慣用句が持つ意味・ニュアンスとしては、「(非常に・ひどく)真っ赤な・興奮・激高」を表現している。尚この慣用句は例-2)のように「白熱している」等の状態を表現する文語体にも使用される
例-1) No me pude tomar la sopa porque estaba al rojo
vivo.
(火傷しそうに熱かったのでスープは飲めなかった)
例-2) El partido en el estadio de Santiago Bernabeu
estaba al rojo vivo.
(サンティアゴ・ベルナベウ球技場でのゲームは白熱していた)
3. 『de color de rosa』
最近「バラの色」は「赤・白・黄色・ピンク・オレンジ・黒」等々実に様々な種類が存在し、バラ自体の種類も400種以上あるというのだから、ほとんどバラの品種の数だけ色があっても決しておかしくないだろう。したがって、《la
vida de color de rosa=ばら色の人生》と言われても、ひょっとしたら、誰かさんのように「黒バラ色の人生」なのかもしれず、いったいどの色をイメージすればよいのか、困るとか、迷うとかなんてレベルの話ではない。きっとこの慣用句は「バラの色」が1色だった頃のものなのだろう。その当時の「バラ色」は、やはりこの花の女王である本家本元の「バラ色」のように、明るく美しい人生をイメージすることを容易にしてくれたに違いない。そうなのだ。たとえ今後も「バラの色」が何百種類もそのバリエーションを増やそうとも、「バラ色」は一色しかないのである。決して暗い色ではない「バラ色」だ。したがって、この慣用句も、そうした「バラの色相にとらわれず、とにかく明るく未来を照らし出してくれるような色・前向きな色・楽観的な色」をイメージしながら使ってほしいものである
例-1) ¿Te has creído que la vida es de color de rosa?
(まさか人生はバラ色だなんて思っていたんじゃないだろうな)
(=「君は人生をそんな簡単なものだと思っていたのかい」)
例-2) Es que nos quieren engañar al pintarnos el asunto
de color de rosa.
(問題をバラ色で塗って我々をだまそうっていうわけだな)
(=「問題を粉飾し目くらましを食らわそうってわけだ」)
さて、今回はこの辺で終わりにしよう。白で始まった色シリーズも僅か3回で終わってしまったが、さて次は何をテーマにするか…。ご質問・ご意見をお待ちしている。(文責:ancla)