Nipón :頑張らずにガンバろう!!
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スペイン語翻訳通訳
Instituto de Traducciones de Tokio
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「塾maga」 Año XII No. 126  (04月号) 2011/04/30

   

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情報一杯
コーナー

 
『東日本大震災[11-M en Japón]』によりお亡くなりになられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げますと共に、被害を受けられた皆さまとそのご家族の方々に、心よりお見舞い申し上げます
 

= 「東日本大震災」支援への小塾の対応 =

 
 
 
 

 

お知らせ 

 

「スペイン文化事典」
スペインの魅力を14分野・約370テーマに集めた
本邦初の中項目事典
塾頭は「社会・政治・経済・宗教」分野で4項目を
ダビー先生も「文学・メディア」の分野で執筆

A5判 860頁 定価:21,000円 発行:丸善
(ISDN978-4-621-08300-0)
ここをクリック
 
 

 「谷 めぐみ」の "Hola! バルセロナ"すぐ読む

 「海ちゃん-II」 震災疲れにてお休み

 yossieの短編小説「Waltz In BLACK すぐ読む

 「Japónさんと支倉さん」(08) すぐ読む

 「スペイン語でおやじギャグ」 すぐ読む

 
連載読み物   
 

「今月の短文翻訳 (1231-1240)」 すぐ読む

 

 HP上の連載読み物などはすべて更新済みです  

今月の短文翻訳 (対訳) 海ちゃんシリーズ シーズン-II (対訳) 西和対象過去の短文翻訳 スペインの慣用句
Hola!バルセロナ 谷 めぐみのHP ネット上の「塾maga」 スペイン語圏関係の新刊本紹介
Japónさんと支倉さん Chistes de mi tío Chistu e-Tenの「よくある質問集」 悩みの相談室
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「東日本大震災」支援への小塾の対応


《支援その一》
前号で支援について考慮中ですとお伝えしましたが、その後、小塾のブログ
[Blog de Iberoamigos]に、被災地の 塾maga読者から書き込みを頂きました
以下はその抜粋です:
仙台に住むseisと申します
私の住むあたりは比較的被害が少なく、家族も家も無事でした
ただ、周りの話をいろいろ聞いていると、失業や賃金カットなど雇用問題がかなりあるようです
支援の在り方も、物資を送ることから被災地の経済の活性化に移ってきていると思います
そこで一つご提案なのですが、塾で被災地の産品を使った簡単なパーティーを開催するのはいかがでしょう?
たとえば被災地の銘菓を集めてのティー・パーティーでしたら東京でもできると思います
大船渡の「かもめの玉子」や仙台の「白松がモナカ」は東京でも購入できると思いますし「喜久福」など通販で手に入るものもあります
そして、できれば一度限りではなく、継続して行っていただければ、と・・・

そしてその後、ご自身のブログで様々な「宮城のスイーツ」をご紹介して頂きました

そこで塾としても是非とも、まずは『宮城のスイーツを満喫する会』を開催したいと考え、現在計画中です
詳細が決まり次第、塾maga号外にてお知らせいたします
お楽しみに〜〜〜!!

《支援その二》
小塾では、『忘れた頃の義援金』運動を考えています
具体案はまだまとまっていませんが、この世の中、残念ながら「人の噂も七十五日」や「のど元通れば…」的なところが大いにあります
支援や義援金などにも同様のことが起こるのではないか?被災者の方々が本当に必要とする時には誰もなにもしない!!では意味がありません
事実、日本赤十字の「東日本大震災義援金」の取り扱いも、今年の9月30日までになっています
小塾ではこうした考えの基、今年の秋以降に募金をお願いしてはどうかと考えています
そこで、小塾では、その募金の基礎とすべく、2011年に頂戴する(した)「入塾金」の全額をこの『忘れた頃の義援金運動』の
[BOTE]に入れさせて頂くこと とし、すでにプールを開始しました
第二弾をどのような形で皆様にご協力をお願いするようになるかは現時点では不明ですが、その折には、何卒皆様の多大なるご協力を宜しくお願い申し上げます
 

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(2)

被災地支援チャリティコンサート (我らが谷めぐみさんも出演!!)


第1部「祈りよ、届け」
  開場:5月29日(日)午後12時半  開演:午後1時
  (終演後、3時まで有料でビュッフェタイムあり)
  入場料:5000円
第2部「再起への脈動」
  開場:5月29日(日)午後3時半  開演:午後4時
  (終演後、6時まで有料でビュッフェタイムあり)
  入場料:5000円
[入場料、その他の売り上げは全額被災地への寄付といたします]
出演者・協力者:(あいうえお順)
相沢繭佳(踊り)、天野紀子(ジプシーヴァイオリン)、エル・プラテアオ(唄)、カノン工房、50カラット会議、清水まなみ(津軽三味線)、杉本明美(踊り)
竹内進(バリトン)、谷めぐみ(ソプラノ)、ミゲル・デ・バダホス(唄)、レオ・モリーナ(ギター)、ワイナリー和泉屋(ワイン提供)、そのほか大勢の皆さま
お申込み・お問い合わせ:スペイン料理文化アカデミー
東京都豊島区目白4−23−2 пF03−3953−8414
地図
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(3)

快調!!Hola! バルセロナ  (谷 めぐみの歌修行) 作:谷 めぐみ   No.29
 

バックNoはここから



I氏が言うには、長く外国に住んでいると、居心地はよくなるけれど、それ以上何をするでもなく、かといって日本に帰国するタイミングも見つからず、身動きが取れなくなる人が結構いるそうだ。「そんな風になっちゃいけませんよ」I氏は私を諭した。よく分からないが、そういうものなのか…
予感的中。按摩オジサンは頼りなかった。行きの切符を買うところから要領を得ない。「たぶん、この列車でいいはずです」なんて言いながら、ウロウロして姿が見えなくなる。I氏のお世話以外に按摩オジサンを見失わないようにする仕事まで増え、忙しいったらありゃしない。そして列車の中では、どこか嘘っぽいオジサンの身の上話が始まった。I氏は「それは大変でしたね」なんて、熱心に相槌を打っている。ハァ〜
何とかアランフェスに到着。スペイン人ガイドの解説を聞きながら宮殿の中を見学する。豪華絢爛、素晴らしい。「綺麗ねぇ」「Wonderful!」「Schön!」我々外国人観光客のタメ息にスペイン人ガイドは鼻高々、得意げだ。ここがあの『アランフェス協奏曲』の舞台か…。ギタリストとの縁がきっかけでスペインの歌を始めた私には感慨深いものがあった。いくつかの部屋を回り、“陶器の間”の華やかな装飾を眺めていた時である。ふと、日本の禅寺が心に浮かんだ。余計なものを一切そぎ落とした世界、飾りという飾りをすべて捨て去った美…。あの凛とした空間に身を置きたい!突然、予想もしない衝動が強く湧きあがった。何もない、しかしすべてがある、そんな深い静寂が無性に懐かしい。今ここで、こんな事を思うなんて…。自分で自分に驚いた。いかにスペインが好きでも私はやはり日本人なのだ、と、思い知らされたような気がした
帰りは駅までバスに乗る予定だった。ところが、按摩オジサンは「あと2時間しないとバスは来ません」と言う。時刻表を見ると10分後に一本あるようだ。しかし按摩オジサンは譲らない。「歩いた方が早いです」と言い張る。仕方なく歩き出すと、ほどなく、後ろから来たバスに追い越された。ほらみろ!「まぁいいじゃないですか。急ぐ旅ではありませんから」とI氏。「これでも食べながら行きましょう」オジサンがどこかから焼き栗を買ってきた。こういう時だけ素早いのね…。口の中でモソモソする栗を食べながら、ひたすら夜道を歩く。あぁ疲れた。早くバルセロナへ帰りたい(この後も何度かバルセロナを離れる機会があったが、三日もすると私は里心がついた。サンツ駅からアパルタメントに向かう坂を上ると、あぁ帰ってきた、とホッとしたものだ)
一週間ほどマドリードに滞在し、私は無事帰還した。心配してくれていたM先生と三樹子さんに報告の電話をかける。「ア〜!メグミさん!帰って来たの!良かった!どうだった?」三樹子さんは電話口で叫んでいる。M先生は「Qué bien!」を連発。「家族がメグミの冒険話を聞きたがっているよ」と、食事に招いてくれた。バルセロナに待ってくれている人たちがいる…。嬉しい、嬉しい実感だった
大晦日は三樹子さんの家で過ごした。大勢の友人が集まり、12時を合図に12粒のブドウを頬ばる。日付が変わると、次々と「Feliz Año Nuevo(あけましておめでとう)!」の電話が始まった。「彼女がかけている相手は離婚したご主人よ」「今の電話は、前の彼氏の今の彼女から」「あの子が話しているのは再婚してアリカンテにいる母親」etc。同じ「あけましておめでとう」でも、日本とは様子がずい分違う。明け方まで飲んで騒いで、元旦は寝正月。かくして新しい年が明けた

(つづく)
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(4)

"Waltz In BLACK" Autora: yossie  No.06
 

..その3
 そして、何日かの後。
 いつかの村人に案内されて、彼の友人がやってきた。
「ありがとう、権作君。帰りは一人で大丈夫だ」
 世話好きの村の男は、権作という名らしい。それなりに、もう親しい様子だった。
「いつまで、こんな処にくすぶっているつもりだい? 生まれも育ちも悪くない、言葉だってできる。君のような人材が、これからの日本には必要なんだよ」
「嫌だよ、面倒くさい。地所の管理は君に、相良君に頼んだんだ。私物化してくれて構わない。僕には、今まで程度の送金を続けてくれれば……」
「見損なうな! 他人の財産を食いつぶすような真似ができるか!」
 相良という友人に怒鳴られて、彼も口をつぐむ。お互い、悪気があって言っている訳ではない。
「どうしたんだよ、いったい。ここに君を引き留める、何があるって言うんだ。好いた女でもできたのか?」
「……いや、何もない。強いて言えば、毎朝、山の狐が遊びに来ることくらいかな」
「ふざけているのか?」
 相良は呆れ、席を立つ。たぶんこいつは、一種の戦争ボケなんだろう。もう少し時間がかかるのかも知れない。煩く思うか知れないが、頻繁に顔を出すことにしよう。そしてそのうち、連れ戻そう……。そう考え、帰ろうとはしたのだが。初めて来たところでもあり、狭い家だというのに、出口を間違えて裏に出てしまう。
「あ、おい。そっちは……」
 裏口で、井戸と物干ししかないぞ、男はそう言おうとしたが……。
「何だよ? あ、」
 話も聞かずに戸を開けた相良は、息を飲んだ。二人しかいないはずの家の裏手に、若い女がいて……、洗濯物を取り込んでいたのだ。
「ああ、これは失礼しました」
 慌てて家の中に戻り、家主の背中を引っ叩く。
「水臭いじゃないか!」
「えっ、……な、何が」
 急に叩かれたために咳き込みながら訊き返すのは、もちろん、相手にしない。
「いい加減にしろ。そうか、そういう訳か……。仕方ない。しばらくは身の立つように、書きものの仕事でも回すようにする。そのうち、ちゃんと説得して、東京に連れて来いよ?」
「……誰を?」
「もういい。じゃ、失敬」
 そう言って去っていく相良は、もう振り返りもしなかった。事情が分からないまま裏口を覗くと、見知らぬ女が、畳んだ洗濯物を持って立っていた。
「だ、誰……?」
 訊ねながら視線を下ろせば、足首に、大きな傷跡がある。
「……君か。どうしたんだい、その姿は?」
「ごめんなさい、わたし」
「うん」
「あなたをつれていくって、さっきのひとがいうから……」
 たどたどしいが、確かに人の言葉だ。彼は頷いて、先を促す。
「いかないでほしいって、おもった。あのひとがかえったら、あなたにそういおうとおもった。だけど、ひとのすがたでなければ、ひとのことばは、はなせない。だから、うらぐちでまっていたの。いまならてがとどくから、かわいたせんたくものをはずしていたら、あのひとにみられた……」
「あはははっ……、相良が訳の分からないことを言っていたのは、そういうことか。君を見て、勘違いしたんだね。しかし、女の子だったとは、僕も知らなかったな。いや、まあ……、そのう……、化けているだけかもしれないが」
「おこって、いる?」
「何故だい?僕は初めから、ここを離れるつもりはない。今まで通りだ」
 荷が下りたように、女の肩が丸くなる。叱られると思ってどれほど怯えていたのかと、可哀想になるくらいだ。
「おねがいが、あります。わたしをここに、おいてください。なんでもするから。ごはんも、いらない。やまに、たべにいきます」
「どうしたんだい、急に。今までのように気ままに、好きなときに遊びに来ればいいじゃないか。……それとも、まさか、元の姿に戻れないのか?」
 女は小さく頷く。
「そんな……、それじゃあ、今までの君の生活が……」
「いいんです。どうせ、ひとのにおいがついてしまって、なかまにはきらわれていたから」
 だからあのとき、仲間の狐たちに追い払われていたのだろう。では、ずっと一人ぼっちだったのか。そしてそれは、自分のせいだ。気づいてやれば良かった。あの翌朝、一言でも訊いてやれば、たとえ口は利けずとも、態度ででも応えたか知れないのに。自然と共存したつもりの自分だったが、何も分かっていなかったのだと思い知り、男は唇を噛む。
「そうまでして、僕を引き止めたかったのかい。馬鹿だね、僕は何処にも行かないのに。……それより、その姿でいるのなら、山でネズミや芋虫を食べる訳にもいかないだろう。ここで僕と同じものを食べなくてはいけないよ」
「おいて、くれるの」
「置いてくれと言ったのは君だ。食事の支度はできるのかい?」
「……これから、おぼえます」
「期待はしないで、待っているよ」
 彼は腕を組んで、上機嫌に笑った。もう、大勢の人の中での暮らしは、煩わしい。だが、誰とも口を利かない生活も、長く続けば寂しかった。それを潤してくれた狐には感謝こそすれ、気味が悪いとか、迷惑だなどと感じることはない。
「それより」
 すっと足を踏み出し、女の横に並ぶ。夕日に長く延びていた影が、重なる程に近い。とっさのことで恥じらったのか、まるで人間のように、彼女は頬を赤く染めた。
「影から、耳と尾が出ている」
「えっ……」
「だから僕は、それを隠してあげるためにも、いつも君の傍にいなくちゃならないね」
 女は、真っ赤になって俯く。
「いいんだよ。僕しか見ていない。そのうち、上手になるだろう?」
 化け方が半端だったことを恥じているのだろうと考えて、男はまた笑った。どうやら好かれていることや、彼の傍にいるだけで恥かしいこと……などには、鈍くて気が回らないらしい。
(了)
(つづく)
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(5)

¿ ¿ ¿ ¿ ¿¿ ¿ スペイン語を駆使した言葉遊びのコーナー ? ? ? ? ? ? ? 47
 

バックNoはここから

   
    誰かこの音楽聞いてくれよ!!とっても良い感じだぜ
    Nadie contesta.
    おい!Música ヨ〜
   
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(6)

=== 海ちゃんとマリアーニョの猫の額スペイン語広場 === (シーズ ン-II)
Rincón del Español Variopinto de Umichan y Mariaño
 (24) - Temporada II - 
 

Temporada I

Estoy cansada.
海ちゃんはMarianoとスペインに逃げたのか?!
いえ、Marianoも日本にいます
大震災の影響で、Autoraが精神的にも肉体的にも相当参っています
よって今号はお休みさせて頂きます
ご理解のほど何卒宜しくお願い申し上げます(編集部)
Temporada II
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(7)


今月の短文翻訳
(1231-1240) 2011年03月末更新分はこちらでも見ることができます
 

バックNoはここから

1231 1) Taro y Hanako hacían una buena pareja pero, en realidad, su relación ya estaba rota entonces.
    太郎と花子はイイ感じのカップルだったのに、実際には、二人の関係はその時すでに壊れていました
1232 2) Taro y Hanako formaban una buena pareja pero, en realidad, su relación ya estaba rota entonces.
    太郎と花子はイイ感じのカップルだったのに、実際には、二人の関係はその時すでに壊れていました
1233 Cuando tenía dinero en mano mi padre, siempre lo gastaba para apostar en el hipódromo.
    私の父は金を手にしたときは、 いつも競馬場で賭けるのに費やしていました
1234 Daisuke vio a una mujer casada, descansando en un banco instalado ayer por el ayuntamiento.
    大介は、昨日市役所がおいたベンチで休んでいる既婚の女性を見た
1235 Decía ella que cuando se graduara le gustaría colocarse en una empresa que le permitiera utilizar el español.
    「大学を卒業したらスペイン語を使わせてくれる会社に就職したい」と彼女は言っていました
1236 Después de la llegada al poder del nuevo presidente en la empresa nos vemos obligados a trabajar más.
    新社長が就任して以降、我々は、より多くの仕事をすることを余儀なくされています
1237 1) Me gustan más los plátanos cultivados en Taiwan que los de Ecuador. Pues, a mí al contrario.
    エクアドルで栽培されたバナナよりも台湾産の方が私は好きです。 あ〜そ、僕はその逆だね
1238 2) Me gusta más el café cultivado en Guatemala que el de Colombia. Pues, a mí al contrario.
    コロンビアで栽培されたコーヒーよりもグアテマラ産の方が私は好きです あ〜そ、僕はその逆だね
1239 3) Me gusta más beber la cerveza fabricada en Bélgica que la de Alemania. Pues, a mí al contrario.
    ドイツで生産されたビールよりもベルギー産の方が私は好きです あ〜そ、僕はその逆だね
1240 El día 15 de junio de este año fue el 30 aniversario de las primeras elecciones democráticas que fueron celebradas después de la muerte del General Franco.
    今年の6月15日は、フランコ将軍が亡くなってから実施された初の民主的選挙の30周年記念でした

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(8)

=== FE DE ERRATAS  <<(_ _)>> ===


とりあえず今回は塾magaでのミスはないようです。よかった。ホッ
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