本格的に、そして、本腰を入れ、じっくりとスペイン語を学び、実践的なスペイン語力をつけたい、伸ばしたい人のためのスペイン語塾
 

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Instituto de Traducciones de Tokio

 


 

 
ここは日西翻訳研究塾ホームページ「月刊メルマガ」のNo.13です
 

 

     

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Ha sido un año difícil para todos... alegrías, penas, amores, desamores... momentos de incertidumbre pero, también momentos mágicos, volvemos a cerrar una página para volver a empezar un nuevo capítulo en nuestras vidas.
Les deseamos a todos los lectores de "Noticia E-yaku" unas Felices Fiestas navideñas. Que la magia de la Navidad les ilumine y ayude a conseguir todos sus deseos. Que el próximo 2002 esté lleno de ilusiones para ustedes.

日 西 翻 訳 研 究 塾
Instituto de Traducciones de Tokio

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☆        e-yaku ニュース・ No.13 (11月号) 2001/11/30         ☆
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初めてこのメールを受け取られる方へ。
    このメールは、日西翻訳研究塾が基本的に毎月末、スペイン語学習者のためのお役立ち一口メモなどと共に、塾のお知らせをするための、ネット上のごくごく簡単な定期的かつ一方的なメール(メール・マガジンの小型版)です。

     バックナンバーをご希望の方は遠慮なくお申し出下さい。尚、『Monólogo de un pasota』のバックナンバーに関しましては、ホームページへの掲載を準備中ですので、お急ぎでない場合は少々お待ち下さい。
    何らかの理由にて受信を希望されない場合は、このメールの一番下の宛先までその旨をお知らせ下さい。アドレスを変更されます折りには、忘れずにお知らせ下さいますようお願い申し上げます。
形式変更について。
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お   知   ら   せ
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★ 『文法専科』のクラス大好評開講中!!
      関東4大学のスペイン語文法の権威6名が、1年を通じて(月1クラス)、文法を分かりやすく開眼させて下さるというこの画期的なクラス。11月12日の第3回は、拓殖大学の小池 和良 教授をお迎えし、『前置詞』についてご講義いただきました。
   日本人が大変苦手なこの前置詞。2時間の講義ではとてもジャありませんが理解できるものではなく、その意味では若干のフラストレーションが残ったかも知れません。ただ、通常はそれほど気にもかけないような視点から文法の専門家が説明を受けると、これはもう別問題。例えば、これは一受講生の感想ですが、『前置詞は空間(
場所)→時間→概念などという順序に進化してきたなんていうお話が役に立ちそ
うな気がします』。
   さて次回の12月10日(月)19:00〜21:00は、これも我々日本人には厄介な『再帰動詞
』についての講義を、講師陣の紅一点である大森 洋子 先生
のご担当にて実施されます。
   ただ心配なのは、このコースを受講されている方の『目の鱗』が、さてまだ残っているのだろうかということなのですが...。
        その次の新年早々の第1弾は、引き続き大森洋子先生で、いよいよ『点・線過去(時制)』の講義です。乞うご期待。<
★ 『経済・時事翻訳クラス』の特別講義が熱い!!
      月平均たった3回の授業で、しかも休日の多い月曜の授業というかなり不規則なクラスで、更に、9月は台風の影響を受けたりしてなかなかリズムに乗れなかったこのクラスですが、やっとではありますが次第に調子を出し始めています。新しい受講生も加わり、いよいよ本格的にエンジン始動というところでしょうか。
        このクラスの特殊性をあらためてここでご紹介しましょう。ネイティブ講師の授業は、テキストであるスペインの高校上級の経済の教科書講読をしています。授業はすべてスペイン語で進められ、理解したことをスペイン語で発表しますが、この場合、内容の把握は勿論ですが、重点が置かれるのは、通常の話し言葉ではない、講演調のハイレベルの話し言葉で発表できるようネイティブの指導を受けます。翌週はこの授業でスペイン語で理解した範囲についての内容を日本語で疑問の解消や補足がなされると共に、日本語への翻訳を行います。和西の授業は、時事問題の解説を受けながら、関連の現代用語をスペイン語に翻訳します。
 ★ e-yakuニュース受信者のみへの『Gran Ganga』
   スペイン語で書かれた日本の童話集『Leyendas de Japón』と、日本のある週刊誌で連載されたジョーク集をスペイン語に翻訳した『Ríase en japonés』を、e-yakuニュースを受信されている方にのみ、通常2,500円のところを2,000円(消費税込み)+送料の破格のお値段でご提供いたします。因みに、『Leyendas de Japón』の一部をご紹介いたしますと、浦島太郎・したきりすずめ、一休さん等々、全15の童話です。お知り合いやお友達のスペイン語人の方々へのクリスマスプレゼントにも最適です。
    ご希望の方は、『e-yaku@gol.com』まで、郵便番号、住所・氏名を明記の上お申し込み下さい。
     各、裏表紙と表紙の写真です。
★ 『シネ・ラ・セット(有楽町)』からのお知らせ
      12月はキューバ映画『バスを待ちながら』の上映が予定されていましたが、急遽フランス映画の上映が決まり、1月上旬に延期になりましたので、もうしばらくお待ち下さい。
      因みに、『バスを待ちながら』は、2000年新ラテンアメリカ映画祭グランプリの最優秀脚本賞を受賞した、「苺とチョコレート」Juan Carlos Tabio監督の作品で、キューバのとある街のバス停で、来るあてもないバスを待ち続ける人々の織りなす、爽やかな笑いと音楽にのせてあたたかい感動を呼び起こす珠玉の名作だということです。ご期待下さい。
      有楽町『シネ・ラ・セット』では、本塾の塾生証を見せると映画鑑賞料が200円引きになります。Taquillaで塾生証を事前に提示して下さい。(当日一般1800円が1600円)(有楽町2-8-6 Tel:03-3212-3761)
   
★ 平凡社から『スペイン・ポルトガルを知る辞典』の新訂増補版出版のお知らせ
      約10年ぶりにスペイン語学習者必携の同事典改訂が出ました。約100項目の新しい項目が加えられましたが、この増補部分には、本塾の碇 順治講師が、『EUとスペイン』、『ジブラルタル』、『外国人問題』、『日西経済関係』等々の12項目で執筆しています。

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┗■ 耳寄りな情報コーナー
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  「人がナビゲートするポータルサイト『All About Japan』」の「よくわかる政治」を扱ったページ( http://allabout.co.jp/career/politicsabc/subject/msub_euro.htm?FM=mc )に、これまでに本塾講師の碇 順治がSpain-japan.comに連載してきたページが、この11月より、スペインの現代政治および歴史の代表サイトとして『スペイン激動の20世紀の政治史をわかりやすく説明してくれるサイトです』と紹介・リンクされることになりました。もう開始されています。このサイトは、2年前からSpain-japan.comとの共同で連載されているもので、現在はちょっとお休みを頂いていますが、本塾のホームページにも掲載しているものです。尚、『All About Japan』のHPの内容は大変充実しているオールマイティーかつ大変素晴らしいサイトです。メインアドレスは、http://allabout.co.jp/です。アクセスの価値大ありのサイトです。 ★
  もう一つ、『中南米マガジンLatin America Magazine』J-Latinohttp://j-latino.comの『スペイン語学関係』のリンク集にも、今月から『日西翻訳研究塾 ・・・・ スペイン語の翻訳についての情報がいっぱい』といううたい文句でリンクが開始されています。このホームページは、中南米の音楽等々、様々な情報が盛りだくさんのホームページです。一度アクセスしてみて下さい。

  新連載が開始します

        スペインの大学への留学とホームステイのサポート(楽しく学ぼうスペイン語留学 http://www.Doortospain.com)という形でこれまでにも頻繁に『e-yakuニュース』でご紹介させて頂いてきました『H.M.Planning.S.L.』の代表であられる森 統 氏が現地スペインから『e-yakuニュース』に寄稿して下さることになり、今号からその連載が始まり、『e-yakuニュース』の連載が一つ増えることになりました。タイトルは『スペイン便り』とします。テーマは様々ですが、現地からならではの情報やお話がご紹介できればいいかなと思います。その時々のテーマや分量はまちまちになるとは思いますが、その内容は大いに期待できます。では、まずその第1回を以下にご紹介いたします。今回は少々好くない方かも知れません。
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       スペイン便り その1
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去る10月29日、スペイン内戦に共和派側で参加し、フランコ軍と戦った国際義勇軍の生存者85名がマドリッド州議会場に集まり『義勇軍結成65周年』を祝いました。いまのスペインでは既に過去の歴史をとなってしまった内戦の生き証人たちです。45,000人がイギリス、フランス、イタリア、米国等々から馳せ付け『Brigada Internacional』の名の下にフランコ将軍らが率いる蜂起軍と戦い、その3分の1が各人の理想とスペインに命を捧げたのです。彼らに関しては、スペイン国内よりも国外でより詳しく語られ、たくさんの書が出版されているのでいまさら説明は必要ないと思いますが、あえて言えば思想と階級の対立が、世界を2つに分けた1930年代、異国の戦地に身を投じ、命をもって守る必要のあった理想を持っていたこれらの人々の、年老いた姿を見るとき、人生というものはやはり意味があるのだということを感じます。当日議会場で彼らが震える声で合唱した『インターナショナル』も、65年後のスペインではその意図が大半達成され、時間は掛かったけれども戦友の死が必ずしも犬死では無かったという事を彼ら自身確認したことでしょう。それにしても、人間が前向きに何かを作り上げてゆくのにはなんと時間や犠牲が必要な事でしょう。(マドリード『H.M.Planning.S.L』森 統)
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Monólogo de un pasota
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先月は、突然に、しかも一方的にお休みを頂き、本当に申し訳ございませんでした。でも、これで、このシリーズの作成はそう簡単なものではないのだ、少なくともその準備には結構時間がかかっているのだということがご理解いただいたかと思います。まあ、好きでやっているのでそれはいいのですが、時間的にどうしようもなくなった今回のようなときなどは本当に心が痛みます。本当ですよ。しかも、状況は先月末よりは若干ましとはいえ、まだまだ時間の余裕がない状況が続いています。そこで、今回は少々短いMonólogoになりそうです。     前置きが少々長くなりましたが、今回は、la raya(−)とel guión(-)のお話をしましょう。
    スペイン語では両者とも頻繁に使用されますが、我々日本人は、スペイン語文にも拘わらず、どうしてもel paréntesis( )を使用しがちです。無論それも悪くはないのですが、今回ご紹介するla raya(−)とel guión(-)の方がスペイン語の文中にはより多く使用されます。
    但し、この二つの符号の見分けがなかなか付けにくいので要注意で、一目瞭然とは行かないので意外に厄介です。la raya(−)は、el guión(-)よりも長い横棒だという違いだけなのですが、その使用方法はまったく違います。

    まず、la raya(−)ですが、これはel paréntesis( )と同様の役割をします。つまり、 
例-1) Ustedes deben de ser Iván y Rafael−amante de María−. Creo que les entregaron este maletín para trasladarlo aquí.
        貴方はイバンさんとラファエル(マリアの愛人の)さんですね。そのアタッシュケースをここに運ぶように依頼された方々だと思うのですが。
    と、いうように、我々日本人が挿入するとすれば、まず間違いなくel paréntesis( )を入れてしまいそうな場所で使用します。
    一方、小説などの登場人物の『セリフですよ』ということを知らせる場合に使用される方法も一般的です。つまり、日本語なら、「」を使用する場面でこのla raya(−)が使用されるわけです。

  例-2)
    −¿Sabes lo que solía hacer de adolescente cuando me mareaba en el avión?
    −Ni idea. Lanzarte en paracaídas o algo así.
       「子供の頃、飛行機酔いした時に俺が何をしてたか知ってるか?」
       「さあ。パラシュートかなにかで飛び降りる、とか?」
    てな具合なのですが、複雑なのはここからです。例-1)でも見ましたように、何かを説明するときにla raya(−)が使用されるわけですから、例-2)のようなセリフの中で何か説明が必要な場合にはどうなるかというと、次のようになります。
例-3)
    −¿Quién te ha enseñado a leer?−me inquirió mi padre.
    −La criada−respondí yo.
        「誰がお前に読み方を教えたんだ?」と、父が聞いてきた。
        「お手伝いさんだよ」と、僕は答えた。
 
    と、いう風に、セリフの開始を知らせる符号と、そのセリフの中の説明が開始されることを知らせる場合の両方でこのla raya(−)が使用されるので、馴れるまでは少々戸惑うかも知れません。したがって、次のようなケースも出てきます。
例-4)
    −Eso es lo que ha dicho papá−intervine yo−. Que no diga estupideces.
        「それ、パパも言ったよ」と、僕が割って入った。「バカ言うんじゃない、って」
    と、いうことで、セリフ途中のla raya(−)は、あくまでも説明(ト書き)であって、セリフはまだ続いているわけです。ですから、一つのセリフに何度も説明がついたりするような場合には、どこからどこまでが説明で、どこからがセリフに戻るのか、それとも、セリフはもう終わっているのかの判断を迫られたりします。尚、例-2や-3でも明白なように、行が変わってla raya(−)になった場合は、別の人のセリフが始まったお知らせにもなることも覚えておきましょう。
    次ぎにel guión(-)ですが、最も頻繁に使用されるのは、その行だけで1つの単語が治まりきれない場合に、次の行にその単語を継続させる場合に使用する方法でしょう。これはみなさんもよくご存じだと思います。ただ、その切る場所が守られていない場合が多いように思われますのでご注意下さい。必ず音節の最後で2分しなければなりません。
例-5)
    Berta era nuestra ve-
    cina.           
ベルタは近所の女の子だった。
    その場合、音節によってはちょうど旨い具合に行の最後にこのel guión(-)が来ない場合があります。つまり、スペースが余ってしまう場合と、その逆に入りきれない場合(音節の最後の文字が行の最後になる場合)の両方ですが、前者の場合は、行の最後になるまでel guión(-)を2個でも3個でも連ねるしかありません。後者の場合は、音節の最後のも自の下に下線を引いてこのel guión(-)に変えます。
例-6)
    Unas manos invisibles me presionaban el pecho con insisten--
cia.
    Unas manos invisibles me presionaban el pecho con insisten
cia.
        見えない手が執拗に僕の胸を締めつけていた。
    もっとも、最近は技術の進歩で、タイプライターでは不可能だったこの行を変える場合の調整は、コンピュータの『ワードラップ・システム』でもって、一つの単語が途中で切れないように自動的に調整してくれるので、これらの用法も消えていくのでしょうか?ただ、一昔前の富士通のワープロ『オアシス』が持っていたこのワードラップの技術は、ウインドウズのワードでは生かされておらず、この調整をするために単語と単語の間隔がもの凄く空いたりして大変みっともない状況が頻繁に見られ、これらを調整し、見よい文章にするにはやはりこのel guión(-)に頼らざるを得ないわけです。
    最後にもう二つだけel guión(-)の使用法をご紹介しておきます。これらもよく見るものですが、二つの単語で校正された言葉を区別する場合と、年月日の区別に使用される場合です。
例-7)     Hoy día no se puede hablar de la vida sin contar con el elemento socio-económico.
        最近は社会経済を無視して生活は語れなくなっている。
        さて、符号や記号(signos)シリーズもいよいよネタ切れになりそうで、次はどんなシリーズを始めようかと思案中です。何かご希望があればメールにてお知らせ下さい。次のアイデアが固まっていない今ならまだ考慮させていただきますので宜しく。


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                                                        (イー訳しよ〜ネッと)
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