本格的に、そして、本腰を入れ、じっくりとスペイン語を学び、実践的なスペイン語力をつけたい、伸ばしたい人のためのスペイン語塾
 

Fundado en 1995

Instituto de Traducciones de Tokio

 


 

 
ここは日西翻訳研究塾ホームページ「月刊メルマガ」のNo.65です
 

 

     

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(^. ^)Un, una, uno... 2006

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日 西 翻 訳 研 究 塾
Instituto de Traducciones de Tokio

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☆                       e-yakuニュース Año VII No. 65  (03月末号) 2006/03/31                        ☆
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==== 初めて日西翻訳研究塾の「塾maga」を受け取られる方へ ====

この塾magaは、日西翻訳研究塾が毎月末に、スペイン語学習者のためのお役立ち情報と共に、本塾のお知らせをするための定期的な『無料メール・マガジン』です。尚、現在はバックナンバーの送信サービスはいたしておりませんが、主要人気記事はHP上で公開しておりますのでそちらをご覧下さい
メールのアドレスを変更された場合は『必ず』、『忘れずに』また、受信を中止されたい場合等々、その他、ご意見ご希望等も、e-yaku@gol.comまでご一報下さい

=== お知らせ ===
目次右の「↓すぐ読む↓」をクリックすると各項目に一足飛び。戻るには各項目の「↑目次に戻る↑」ボタンをクリックして下さい

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            今号の目次
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=== ま ず は 重 要 な お 知 ら せ を 二 点 ===

NHKラジオ講座テキスト』に広告出します(大して重要でもないか?) ↓今すぐ読む↓

HPに塾生専用ページ登場!! ↓今すぐ読む↓

◆1 México                     好評講座!!「Méxicoの政治経済」をMéxicoLuz María講師がお話 聴講大募集 ↓すぐ読む↓
◇2 通訳ガイドの心得       遂に始まる プロの通訳ガイドの楽しく役に立つ講義 聴講生募集   ↓すぐ読む↓
◆3  お薦め                            「スペイン・ラテン音楽」   (素晴らしいソプラノを聞いてきました記)  ↓すぐ読む↓
◇4 美術鑑賞にお誘い    「プラド美術館展」(割引券あり)  ↓すぐ読む↓
◆5 ナスカを鳥瞰!!     特別展「世界遺産 ナスカ展−地上絵の創造者たち」  ↓すぐ読む↓
◇6 スペインとジャズ          
España y Jazz (その4)  ↓すぐ読む↓
◆7 エッセイ「EVM」             「スペイン語あれやこれや」“Español Variopinto Mensual(No.12)  ↓すぐ読む↓
◇8 スペインの慣用句          Serie III-38  ↓すぐ読む↓
◆9 短文翻訳                        (2006年03月末更新分)(No.621-630)  ↓すぐ読む↓
 
■∞ ∞ ∞ ホーム・ページ 更新情報 ∞ ∞ ∞■
   2006年03月末更新分ヘ以下の通りです
        *『表紙ページ
        *『今月の短文翻訳』(2006年03月分)
        *『短文翻訳集』(2006年02月分)
        *『スペインの慣用句』(その30)
        *『講師紹介ページ』
        *『総合スペイン語クラス』のページ
        *『e-TenのFQA』のページ
        *『通訳ガイド養成コース』のページ

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遂に!?  それとも  やっと?!
 

さあそれはどうなのでしょう?
どちらととるかはあなた次第です

4月中旬発売の『NHKラジオ講座テキスト』に本塾の宣伝が出ます


以前から、「何故NHKのテレビ・ラジオ講座のテキストに広告を載せないのですか?」という質問をよく受けました。日本のスペイン語界にあって、唯一効果的な宣伝媒体というのが「NHK」だというのも変な話ではありますが、特段出したくなかったというわけではなく、様々な条件・要件が横たわっていて、この度、晴れてこれらをクリアーできたと言うことなのです
 
メジャー・デビューをしてスペイン語界の「Nuevo」になろうという意図はまったくありませんが、『せっかく要件をクリアーしたのですから、それでは一度試しに掲載してみましょう』というのが正直なところです
 


今月はラジオ講座のテキストへの掲載です
5月はTV講座のテキストに広告がでます

お楽しみに!!

皆さまのご意見などをお待ちしております。是非お寄せ下さい
 

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○・○・○・○・○・○・○・○・○・○・○
塾 生 専 用 ペ ー ジ 登 場
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この度「塾生だけの空間」、いわゆるシークレット・ゾーン(ヽ(ー_ー )ノ)をHP上に確保しました

現役塾生でない方々には誠に申し訳ありません<<(_ _)>>が、色々といわゆる連絡事項等々もありますので、現役塾生のみに限らせて頂きました

現役塾生には追ってメールにて詳細をお知らせいたします。入口は、本塾HPの表紙左にある縦型インデックスの最下部の「塾生のページ」 から入っていただくことになります

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       México はやっぱり
熱い

昨日も多くのMéxicoファンが集まられました
Luz María講師入魂の講義をお見逃し、お聞き逃しなく
まだあと2回の講座があります

お楽しみに

受講希望者は今すぐに
お申し込み下さい
先着順で受け付けます

次回は
4月27日(木)19:00-21:00=Méxicoの経済政治社会
参加費:1回4,000円(初期登録料不要)(茶・お菓子付き)
お申し込みはe-mailでお気軽にお願いしま〜〜〜す    e-yaku@gol.com


予告!!
今後のCharla Especialの予定は以下の通りです。みなさんこぞっておいで下さい
6月01日(木)19:00-21:00=Méxicoの生活と文化 (Luz María講師
6月29日(木)19:00-21:00=Boliviaの歴史 (Norie Nakao de Bustos講師)

 
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╋┓
    

┓        
本物のプロの通訳ガイドさんが ご案内〜〜〜
┓                                 

 これまでは外国人の方たちだけと接触をもたれていて、私たち日本人にはその姿を見せることがなかった
プロの通訳ガイドさんたちが、皆さまの前にお目見えです 
観光ガイドの世界を「暴く」というのは大袈裟でちょっと違いますが、様々な楽しくも役に立つお話をして下さる予定です
しかも、みなさ〜〜〜ん 

スペイン語を専門とする観光通訳ガイドさんたちですから、とっても身近な存在です
 
特にお薦めは、すでに「通訳ガイド試験をパスしたものの、登録さえもしていない、あるいは、登録はしたけれど、実際のガイドはしたことがない方々」です。これらの方々は是非ご参加下さい

まずは
HPを見てみて下さい 

第1回目は4月3日(月)19:00-21:00(613教室)
今すぐにメールをお寄せ下さい      まだ間に合います
但し、正規の受講生の人数は決して少なくはありません。よって、聴講生用の席はやや少な目ですので、お早めにお申し込み下さい 
受講料:5,500円

次回はGW明けの5月8日(月)19:00-21:00(613教室)で〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜す

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♪         スペインラテン音楽への招待         
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前号でご紹介させて頂いたソプラノ歌手谷 めぐみさんの「ミニ・コンサート」に招待して頂き、塾を代表して塾頭が聴きに参りました
 
本人大感激だったのですが、良く聞いてみますと、何しろクラシックの世界を覗くのは始めてだったということで、本人大変緊張し、コンサートが終わるやいなや、挨拶もまともにせずにそそくさと帰ってきてしまったばかりか、花束も何も持たずに手ぶらで行ったというのです。みなさんどう思われます?!! 「塾の大変な恥」だとは思われませんか ?!
 
猿でもやる反省を本人今回はしっかりとしておりますが・・・。このスペースをお借りして、谷さんは、あらためてお詫び申し上げます 
 
さて、いよいよ4月10日から半年間にわたってNHK文化センター八王子教室で「スペイン・ラテンの名曲を歌おう」という
歌唱講座が始まります 
 
スペインや中南米諸国の楽しい歌を、谷さんと一緒にお勉強されて、スペイン語で歌を歌えるように、しかも、正しい発声で歌えるようになりたいとおもわれませんか!!!
  
谷さんご自身の歌は当然なのですが、塾頭が何をおいても感心しておりましたのは、 その教え方の上手さでした。塾頭曰く「あのような教え方だったら、音痴だって上手く歌える」と。実際、コンサートの当日も歌唱指導があったのですが、参加者全員が、谷さんの生徒として長年ずっと勉強してこられた方々のように、谷さんの指導で、やすやすと、しかも、スペイン語で歌い上げていたのだそうです

スペイン・ラテンの名曲を歌う」 ←是非クリックするだけでなく、スペイン語で歌えるように 一念発起してみて下さい

NHK文化センター八王子支社(Tel:0426-48-0551 Fax:0426-48-0552)
 
谷 めぐみ (ソプラノ歌手)(スペイン歌曲を専門とする歌い手)
京都市立芸術大音楽学部(声楽)卒後、バルセロナ高等音楽院にてマヌエル・ガルシア・モランテ氏に師事
スペイン歌曲、スペイン各地の民謡、サルスエラ等々レパートリーは幅広い
2005年に「紀宮殿下のホンジュラスご訪問の思い出とともに(現地作曲2003年)」というCDの中で、「A La Princesa Sayako(清子さまに捧げる曲)」も歌唱され話題に
「歌のみならず、スペイン、そして、ラテンアメリカそのものが魂を捉えて離さない魅力に溢れています。スペイン語の歌の世界は実に魅力的です」とご本人の弁 

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∞∞∞  美術鑑賞にお誘い ∞∞∞
プラド美術館展

遂に始まりました。すべてをゆっくり見ようと思えば1週間かかっても無理というあのプラド美術館の一部が引っ越して来ました
Tiziano, El Greco, Velázquez, Goya, Murillo, Rubens等々52作家・全81点が紹介されます

2006年3月25日(土)〜6月30日(金)
東京都上野美術館

入場料:当日一般1,500円    本塾では、この美術展の割引券(→1,300円)を入手しました

但し、枚数も30枚のみです。したがいまして、大変恐縮ですが、通学生、または、授業の前後の時間帯に取りに来られる方に限らせていただきます
先着順にさせて下さい
通学者も含め、希望される方は、枚数(1人最高2枚)などをメールでお知らせ下さい

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∞∞∞ 世界第8番目の七不思議?を目の当たりに ∞∞∞
特別展「世界遺産 ナスカ展−地上絵の創造者たち」

遂に来たか!!という感じですね
プラドも良いけれど、こちらは絶対に見逃せません

な〜んて、自分はもうプラドは何度か行っているので、勝手なことを・・・

そうなのですが、いや、本当!!     これこそ見逃せないでしょう

2006年3月18日(土)〜6月18日(日)

国立科学博物館

入場料:当日一般1,400円
さらに、様々なイベントもあるので見逃せません。また、休館日にもご注意下さい

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jzjzjzjz#・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・♭
      『スペインとジャズ』 (España y Jazz) (その4)
            ♭・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・zjzjzjzj#

さて、前号でご紹介したジャズのLP、いやCDでも良いのだが、聞いて下さった方はおいでだろうか?いかがだっただろうか?お気に召しましたでしょうか?さらにスペインファンになった。あるいは、ジャズファンになったという方はおいでかな?

マイルスの「カインド・オブ・ブルー」や「スケッチ・オブ・スペイン」の魅力は何と言っても、以前にもご紹介したあの「モード奏法」に他ならない。この奏法がその後ブルースとの双璧を築き上げるほどジャズの世界に根付いていったのは周知の事実である。日本でもファンが多いジョン・コルトレーンの『オレー(そう。このタイトルは、無論スペイン、つまり、スパニッシュ・モードを意識したタイトルで、このアルバムはコルトレーンの代表作の1枚となった)』、そして、本邦ジャズの重鎮である渡辺貞夫の『パストラル』も実に心地よい「モード奏法」による1枚だ。先の2枚を聞かれた方もそうでない方も、前回の2枚に加え、是非ともこれら2枚もお聞きになられることをお薦めする。いわゆるスパニッシュ的なものから脱却し、いかに他のモードを使って音楽が広がっていったのかが納得して頂けるだろう。特にナベサダの1枚は、大変古い録音(69年)であるにもかかわらず、すでに癒し系音楽になっていてお薦めであるし、あの「つのだ・ひろ」がドラムを叩いているのも面白い。もっとも、「あ〜、そう言えばそんなこともあったっけ」のレベルの話しなのだが・・・。ただ、いま入手可能かどうかまでは責任持てない

ともあれ、前号では、スペインの話から離れ、かなりジャズの世界の話に終始しすぎた嫌いがある。そこで今回は純粋にスペインの話をしようと思う。確か、このシリーズの第1回目でジャズフェスティバルについて少々触れたので、今回はプレーヤーについての話をしようと思う。無論、プレーをする人のことであって、レコードをかける機械のプレーヤーではない。つまり、tocadiscosの事ではなくtocador、いやそうは言わないな。単純に「musico」とか「interprete」だろう、の話をするわけだ。機械の方は、やはり日本製が好まれるようで、プレーヤーを始め、スピーカーやアンプも、スペインのジャズファンは日本製を揃えているのが常である

さて、スペインのジャズメンで、読者がご存じの、あるいは、だれもが知っているような世界的に名を馳せているジャズマンはいるのだろうか?答えは、「いるのはいるが半分は過去の人」である。具体的には2人いる。いや、2人しかいないし、若手にいないのが非常に残念だ。日本人のジャズファンで「スゥイング・ジャーナル誌」を知らない人はまずいないだろうが、同誌が出版した「世界ジャズ人名辞典」は過去に3冊ある。最新版は1988年版で残念ながらこれは筆者の手元にはないが、その前に出版された版(1976と1981年版)には2人はちゃんと紹介されているから嬉しい限りだ

その内の一人は、盲目のカタルーニャ人ピアニストとしてその名を世界に轟かせたことのあるテテ・モントリュー(Tete V. Montoliu)その人だ。テテの話はまた後日あらためてゆっくりしようと思う。残念なことに彼は1997年8月に肺ガンのため早世している。来日も何度か果たしており、当然のことだが、小生はテテの演奏を日本でも、そしてスペインでも直に見聞きしている。これは結構自慢でもあり、その個人的満足度はかなり高い。一時期大変な人気が出た時期があったから、日本にも彼のファンは多いはずだ

さて、そしてもう一人だが、彼は今なお現役で、そしてとっても元気に活躍しているから嬉しい。スペイン・ジャズ界のパイオニア的存在、スペイン・ジャズの歴史の創世記に燦然と輝く存在の人物だ。その名は「ペドロ・イトゥラルデ(Pedro Iturralde)」。残念ながらテテほど日本で知られてはいない。その名前からして当然バスク人だと察せられる。確かにそうだが、正確には、日本で最も有名なスペイン人であるあの聖フランシスコ・ザビエルと同じナバラ県の出身だ。同県トゥデラ市の近くにあるファルセスという小さな村の生まれだ。コルトレーン同様サックス奏者で、今やスペイン・ジャズ界の重鎮である。そりゃそうだろう。この地球の裏側ででもCDが出ているのだから。実は小生は大学時代にすでに彼のレコードを持っていた。その彼のファースト・アルバムというのが、他でもない、名は体を表す、そのものズバリの『ジャズ・フラメンコ』である。アルバムの話にはいる前に、まずは彼の生い立ちというか、経歴などから話を進めていこうと思う。っと、思っていたら、急に塾maga編集部から連絡が入った。このシリーズは一時中断することになったそうだ。したがって次回は「また逢う日まで〜」ということか(文責:庵尾jazz)


そうなんです
次回からは、皆さまお待ちかね、夜のしじみ先生の書き下ろし『よろよろ紀行』の第2段の連載が始まりますので、乞うご期待!!

スペインとそしてジャズのファンの方、「スペインとジャズ」はまた必ず戻ってきますのでご期待下さい(Volvera algun dia…)

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 // ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
<『月刊・スペイン語あれやこれや』“Español Variopinto, Mensual” No.11              
/ >\___________________________________/

あいまい便利な日本語表現     その3)編
なんだかわかりにくい日本語

だいたい、約、…くらい、前後、ほど、心持・気持ち(多め・少な目)、…強、…弱、ほとんど、なんとなく…

どうして日本語にはこんなにあいまいな表現が多いのだろう。ここのところ春のぐずついた天気が続いている折、くっきりとした抜けるような空の青さに恵まれないと、言葉までこんな風にぐずぐずとあいまいになってしまうのだろうと納得した気分になっている

さた、前回の好評に気を良くした海ちゃんにもう一度登場してもらって、あいまいな日本語表現について引き続き考えてみよう。まずは、日本語が少しわかるようになったスペインのお友達を日本に迎えた海ちゃんという有り得ない設定のシュールな会話から

海ちゃん この猫じゃらし君たちにプレゼントするのにゃ
日本のお友達 すまんにゃ
スペインのお友達 ¿Por que este chico pide perdón en lugar de decir “gracias?(何でこのネコあやまってるの?)

店員さん こちらのほうがお客様にご注文いただいた商品になります
海 どうもにゃ
スペインのお友達 ¿Qué dice este señor, Umi? ¿Viene algo para acá? ¿Qué es lo que se convierte en no sé qué?(海、この店員さん何て言ってるの?何かがこっちの方に来るの?何が何になるって?(((@@))))

海 信号が青にゃ。渡ろうにゃ!
日本のお友達 それっ!
スペインのお友達 El semáforo está en verde, no en azur, Umi.(信号は青じゃなくて緑だよ)

海 猫缶を10個ばかりくださいにゃ。それと、マタタビの小枝をふたつほどくださいにゃ
お店の人 はーい、猫缶10個とマタタビ2本ね
スペインのお友達 ¿Porqué no precisas la cantidad?(どうしてはっきりと何個って言わにゃいの?)

海 このニャンコはスペインから来たお友達にゃ。よろしくにゃ
日本のお友達 わぁ、海ちゃんのお友達って、スペイン語とかがぁ、上手みたいなぁ、ニャンコかもっ
スペインのお友達 No es que quizá sea yo gato sino que soy un gato de hecho y derecho. Soy de España y claro, hablo españoooool!!!!!!(ぼくがネコかも知れないって?正真正銘のネコだよ。僕はスペインから来たんだ。スペイン語をしゃべるに決まってのにゃ!)

(スペインのお友達ニャンコってなんて愛想がないんでしょうって感じですね。少し日本語がわかる彼はどうして物事がその通りに表現されないのかに納得ができない様子です)

感謝(ありがとう)には「ごめんなさい・すみません」を意味する謝罪の「謝」の字が使われている。感謝と謝罪の境界があいまいなのは、お礼を表現する「ありがとう」には「相手を自分のために煩わせたことを申し訳ない」と思う謙遜・謙譲のニュアンスがもとより含まれているからのようだ

こんなふうに、ありがとうとすみませんがごっちゃになっていたり、緑と青が混同されていたり、人と人の境界があいまいな島国の農村社会では、いろいろなことの境界があいまいになっていったのだろう

そして日本の豊かな自然もその要因のひとつではないか。深山の緑と幽谷の水の青が溶け合って渾然一体となった美しい自然の風景の中では、これらの二つの色がおのずとその区別を失ったであろうことは容易に想像できる

日本は水の国だ。畑をうるおし農作物を育て私たちの命をうるおす美しい水がふんだんにある。そんな国で培われてきた日本語の中にも比喩的な「水」が流れているのだと私は思う。人と人との関係を円滑にする緩衝的な潤滑「水」の流れがある。それが、多言語と比較し「あいまい」だと言われる日本語の「あいまいさ」の真の姿(正体)のような気がする
日本語では、「許す」という最も寛大な行為を「水に流す」と表現する。言葉はその国の気候風土の生き写しなのだ



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 スペインの慣用句 == Serie II -38 == 馬耳東風 第二編の三十八
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さて、33回目から始まった身体の一部を利用した慣用句のシリーズだが、前回同様今回も同じ部分のみをキーワードにしてみた。今回は『鼻』だ。この『鼻』では我々日本人は恥をかくことが多い。「あなた方外国人は鼻が高いですねぇ」を「Ustedes los extranjeros tienen narices altas.」と言って笑われたことはありませんか?しかも、この時、二重に恥をかいていることに気が付いていない人が多い。何故二重に恥なのか?第1の恥:「高い鼻」は「nariz alta」ではなく「nariz grande」と表現するからだ。第2の恥:すべての外国人が高い鼻を持っているわけではないからで、これは、暗に、「私は実は人種差別をしています。日本人以外の人間を一律に捉え、心の中では、日本人以外は異質な人種だと決めつけています」というのを公言しているようなものだからだ

1. 『con un palmo de narices』
    先の話の続きではないが、「tener una nariz de palmo」という表現がある。これはそのものズバリ。非常にでかい「手のひらサイズの(高い)鼻を持つ」人を表現したものだ。前置詞「con」は動詞の「tener」が「持つ」と同様の意味を「持つ」のだが、tenerではなくconに限定することで慣用句になってしまうから面白い。意味としては根本的に『期待を裏切る』や『だます』なのだが、その理解はともあれ、この慣用句を使いこなすまでとなると一筋縄ではいかない。因みに、動詞「dejar」を伴って使われることが多いようである

    例-1) Pedro me había prometido unas invitaciones para el teatro, pero las ha regalado y me ha dejado con un palmo de narices.
            (ペドロはお芝居の招待券を私に何枚かくれるって言っていたのよ。それなのに彼ったらそれを誰かに上げちゃったのよ。ひどいワー)
    例-2) No sabe lo que me divierte dejar a esos con un palmo de narices.
            (私にとって彼らの期待を裏切ることがいかに喜ばしいことかお分かりですかな?)

2. 『dar (algo) en la nariz (a alguien)』
    1のようにだまされるといけないので、「まずはすべてを疑ってかかることが人生成功の秘訣だ」などとうそぶいている人は誰です?まあもっとも、「人生それほど捨てたものでもない」と言いきれれば良いのですがね。ともあれ、「何かを鼻の中に与える」?そんなことをされると、それは確かにあまり気持ちの良いものではない。そんなことをされる前に相手が何を考えているのかに思いを馳せることは確かに良いことだ。「疑う」や「嫌疑を掛ける」がこの慣用句が持つ意味である。ここでは簡単な例文を一つ上げるにとどまろう

    例) Me da en la nariz que nos intentan timar.
        (我々をだまそうとしているのではないか?と私は彼らを疑っています)

3. 『darse de narices con alguien』
    こんどこそ一筋縄ではいかない慣用句のように見える。再帰代名詞が介入したり、挙げ句の果ては前置詞「de」までくっついているともなると、もう訳が分からなくなる。「dar+(動詞のinfinitivo)」ならまだしも。読者諸氏にはそのような問題はないですか?え?誰です?そんなところで鼻をつき合わせてうなずいているのは?そう、その通りなのです。いや、彼らはロシア人ではないので、「誰かと鼻をつき合わせる」というのが慣用句の意味ではありませんが、少なくとも、直訳はそれで良いと思います。つまり、「誰かと誰かが鼻をぶつけ合う」状態が見えれば、『出くわす』や『出会う』につながっていきますからね

    例) Cuando nos escapamos de clase, nos dimos de narices con la profesora.
        (クラスを抜け出したときその女性の先生と出くわしてしまった)

    今回はこの辺で終わろう。ご質問・ご意見をお待ちしている。(文責:ancla)


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短文翻訳 2006年03月末更新分 (621-630)
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01. A) A Marisol no se la damos, porque la cosa no me parece adecuada para una menor de edad.
          A) 未成年にはふさわしくないと思うので、私たちはそれをマリソルに上げません

02. B) A Marisol no se la vamos a dar, porque la cosa no me parece adecuada para una menor de edad.
          B) 未成年にはふさわしくないと思うので、私たちはそれをマリソルに上げないつもりです

03. C) A Marisol no se la dimos, porque la cosa no me pareció adecuada para una menor de edad.
          C) 未成年にはふさわしくないと思えたので、私たちはそれをマリソルに上げなかった

04. D) A Marisol no se la hemos dado, porque la cosa no me pareció adecuada para una menor de edad.
          D) 未成年にはふさわしくないと思えたので、私たちはそれをマリソルに上げていません

05. E) A Marisol no se la habíamos dado, porque la cosa no me pareció adecuada para una menor de edad.
        E) 未成年にはふさわしくないと思えたので、私たちはそれをマリソルに上げていませんでした

06. Si no es por ti no lo haría nunca.
            君のためでないのなら絶対やらないだろうな

07. Todos los días intento levantarme temprano como dondiego de día.
          毎日、朝顔のように早起きしようと努力しています

08. Si leo algo en el coche me provoca mareos.
            車の中で本を読むと酔うんです

09. No me canso de mirarte.
       君を見飽きるなんてことはないよ

10. Normalmente llaman a la puerta a esas horas.
        通常この時間に彼らはやってくる

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