翻訳・通訳学習を通して、本格的に、そして、本腰を入れ、じっくりとスペイン語を学び、実践的なスペイン語力を身に付けたい、伸ばしたい人のための塾です

Fundado en 1995

スペイン語翻訳通訳

Instituto de Traducciones de Tokio

ここは日西翻訳研究塾ホームページ「月刊メルマガ」No.116
 

 

     

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今年はの 年だよ〜
 
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日 西 翻 訳 研 究 塾
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 「塾maga」 Año X No. 116  (06月 号) 2010/06/30                                ☆
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『塾maga』は、日西翻訳通訳研究塾 (Instituto de Traducciones de Tokio))が、スペイン語学習者のためのお役立ち情報として、小塾のお知らせも含め、毎月末に定期的に配信する『無料メール・マガジン(「特定電子メールの送信の適正化等に関する法」に則った、特定電子メール)』です
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等、その他配信停止・ご意見・ご希望等も左のボタンをクリックし、連絡をお願い致します
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        今月号の目次
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01 お知らせ

Curso Intensivo

↓すぐ読む↓   待望の『横田工房』講座  07月30〜08月02日(金〜月)に開講!!
02

Concierto reciatal

↓すぐ読む↓   谷 めぐみ『第20回 スペイン歌曲リサイタル』 ♪鳥の歌 "El Canto dels Ocells"
03

Diccionario alumnas

↓すぐ読む↓   西和・和西辞典の編集に塾生二名が協力!!
04

Concierto

↓すぐ読む↓   ボリビア・ネオ・フォルクローレ・グループ「WARA(星)」来日!!
05 読み物 Crónica ↓すぐ読む↓   スペイン歌曲の歌い手「谷 めぐみ」の "Hola! バルセロナ"(その22)
06 Chiste ↓すぐ読む↓  「スペイン語と日本語を駆使した言葉遊び」(Chistes de mi tío Chistu -39-)
07 海ちゃん ↓すぐ読む↓  ちゃん シーズン II (猫の額)(海ちゃんのスペイン語広場) その16)(対訳読み物)
08 スペインの慣用句 ↓すぐ読む↓  Serie III -217-
09 短文翻訳 ↓すぐ読む↓  2010年06月末更新分(No.1131-1140)
10 Fe de erratas ↓すぐ読む↓  今回 は目立ってはありませんでした

  ■ ホーム・ページの更新情報  ■
2010年06月末の主な更新は以下の各ページです。ご確認下さい

今月の短文翻訳』(2010年06月分を新規掲載)

 西和対訳読み物海ちゃんシリーズ シーズンII』(「その04」を追加)

西和対象過去の短文翻訳』(2010年05月分を追加)

 『スペインの慣用句』(「その70」を追加)

Hola!バルセロナ』(その16)

 『ネット上の「塾maga」』(毎月前号を追加)

Chistes de mi tío Chistu』(その16)

 『スペイン語圏関係の新刊本紹介』(随時更新中)

谷 めぐみのHP』(随時更新中)

 

e-Tenの「よくある質問集」』(スペイン語学習者の駆け込み寺も随時更新中です!悩みの相談室」)

その他常にネット上の情報は最新情報に更新していますので、この点ご了解下さい
念のためにあなたのPCのブラウザの「更新ボタン」を押してネ!!最新ページが見られます

(1)

優秀な通訳者としてさらなるブラッシュアップ を!!『横田工房』!!

前号にてお知らせしました、本邦最高峰「横田佐知子」氏によるプロ&ほぼプロの方々のための通訳講座『横田工房』へのお申し込みお問い合わせの受付を開始いたします
同氏が本邦最高峰のスペイン語通訳者であることは周知の通りですが、その同氏自らがこだわりを持って企画・構成するこの『横田工房』は、その名にふさわしく、後進の指導、特に、すでにプロとして活躍されている通訳の皆さん や、通訳を職業とはしておられないもののそのレベルにはある方々で、さらなるブラッシュアップを図りたい皆さまに、特別に直接指導される《唯一の場》です
現在横田先生には、翻訳プロクラス、また、セミプロ通訳クラスの講師の一員 に加わって頂いてはいますが、 定期的なレッスンでは不可能な、ご自身のお考えによる、横田先生自身の指導方法での様々な通訳技術をこの『横田工房』を通して直接伝授して頂きます
それを可能にするため、このクラスには、スペイン語のネイティブ・スピーカーであるもう一人のスペイン人女性講師 が参加されます。つまり、講師が二人という実に贅沢な講座です

日程:2010年07月30〜08月02日(金〜月)(時間はお問い合わせ下さい)
 

 
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(2)

谷 めぐみ『第20回 スペイン歌曲リサイタル』 ♪鳥の歌 "El Canto dels Ocells"

小塾の塾生でもあり、また、本塾magaの連載の執筆(「谷 めぐみ」の歌修行 ""Hola バルセロナ")者としてもおなじみ、スペイン歌曲の歌い手「谷 めぐみ(ソプラノ)」さんが、 来る10月に、なんと!!20回目のリサイタルという大変に素晴らしい節目を迎えられることになります
本当に
オメデトウございます
小塾は、最大限にこの記念すべきコンサートを支援しています
詳細はご自身のHPでご覧下さい
塾ではすでにチラシなども配置させて頂いています
日時:2010年10月02日(土) 14時開演(13:30開場)
前売り:4,500円 当日:5,000円
会場:白寿ホール
後援:スペイン大使館
チケットお申し込み・お問い合わせ:カノン工房
カノン工房:電話03-5917-4355(平日10〜17時) FAX:03-5917-4356
WEB:http://www.atelier-canon.jp/tani-megumi(インターネットからでも申し込みいただけます)
〒171-0021 東京都豊島区西池袋4-21-17-105
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(3)

西和・和西辞典の編集に塾生二名が協力!!

先月、2010年5月に出版されました、「デイリーコンサイス西和・和西辞典」(三省堂)に、小塾の塾生2名が、 その編集に協力・参加されています
しかも編者の一人は、小塾が2001年09月〜2002年08月に特別開講しておりました、あの懐かしの「ドリーム・チームによる文法講座」の6名(関東有名4大学)の講師の一人として2ヶ月間にわたって講義を担当して下さった東京外国語大学教授(当時)の寺崎 英樹先生 であることからも、小塾にとっても、大変に縁の深い辞典だと言えます
この辞典は、主に大学の第二外語でスペイン語を学ぶ学生のために編纂されたものではありますが、和西と西和の基本的な語彙が全約10万語も収録されてい ることから、常にポケット、または鞄やハンドバッグに入れて持ち歩くための辞書としては大変便利な一冊だと思います
小塾の新刊本紹介ページでも紹介させて頂くと共に、塾生の業績ページでも紹介させて頂いていますので、こちらの方も併せてご覧下さい
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(4)

ボリビア・ネオ・フォルクローレ・グループ「WARA」来日!!

WARA」は、ボリヴィア先住民(アイマラ族)の言語で「星」を意味します。結成35年を誇るボリヴィアを代表するフォルクローレのグループで、アンデス伝統のリズムやメロディーを基礎にして繰り広げられるその独特な世界は、今世界中で注目されており、7月には上海万博のボリビアデーでも国を代表して出演することになっています
すでにLP・CD・DVDを15枚もリリースしており、その多くはゴールデン・ディスクやプラチナ・ディスクに輝いています
アンデスの伝統的な民族音楽のリズムやメロディーに、ドラムスやベース、キーボード等の欧米の楽器や音楽を取り入れて独特の世界を作り出しています
今年はその結成35年目です
これまでご存じでなかった方も、必見・必聴です
このチャンスを見逃す・聴き逃す手はありません
実際に聞いてみます?:(映像はやや悪いですが、音楽は十分に楽しめます)
http://www.youtube.com/watch?v=sHn1bMdarxE  http://www.youtube.com/watch?v=iTTqnMVwhN8
名古屋公演のご案内
7月19日(祝)会場16:30 開演17:00 場所:名古屋国際センターホール
東京公演のご案内 日時:2010年7月20日(火) 18:00開場/18:30開演
    会場:江東区文化センター
    料金:¥5,000(全席指定)
    お問合せ先:東京労音 TEL 03−5273−0801
    日時:2010年7月21日(水) 18:00開場/18:30開演
    会場:アミュー立川(立川市市民会館)
    料金:一般¥5,000 学生¥2,000(全席指定)
    お問合せ先:労音府中センター TEL  042−334−8471
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(5)

快調!!Hola! バルセロナ (その22) (谷 めぐみの歌修行) 作:谷 めぐみ
 

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当然だが、週末は毎週やってくる。土曜日はエレナとお昼を食べるにしても日曜日はやることがない。三樹子さんは「いつでも遊びに来てね」と言ってくれていた。しかしやはり、週末はためらわれた。ひとりで部屋にいると何となく鬱々(うつうつ)としてくる。ある日曜日、私はモンジュイックの丘にあるカタルーニャ美術館へ行ってみた。スペイン広場からてくてくと階段を登ったところに建つ王宮風の建物。午前中は入館無料である。カタルーニャ各地の古い教会から丁寧に集め、復元された壁画が、いくつもの部屋に分かれて展示されている。「全能のキリスト」「十二使徒の前飾り」「聖母子像」etc。美術のことはさっぱり分からない私だが、なぜかこの空間は心が安らいだ。何時間いても、同じ絵を何度見ても、飽きることがなかった。カタルーニャ美術館で午前中を過ごし、帰りにスペイン広場の角でアイスクリームを買う。これが日曜日の過ごし方になった
週末以外の日には、よく三樹子さんの家へ遊びに行かせてもらった。8歳のお姉ちゃんはエキゾチック美人!3歳の妹は「メグミ」と発音できず、私を「ユグミ、ユグミ」と呼んでいた。テレビを一緒に見ている時、アニメの主人公が転んだのを見て、妹が「Se cayó!」と叫んだ。「こんなチビちゃんでもSeを付け、過去形を使っている…」動詞の活用に四苦八苦していた私はひどく感心したものだ。三樹子さん特製のプリンをご馳走になり、小さな娘さん達と遊ぶ。何よりの気分転換、息抜きだった。時々不思議なことが起きた。私が訪問する日になると、彼女の家の何かが壊れるのだ。冷蔵庫や洗濯機が止まったり、リビングの大きな窓ガラスに亀裂が入ったり…。昔、デストロイヤーというプロレスラーがいた。私は破壊魔か?
「3日目、3週間目、3ヶ月目の周期でホームシックに襲われる」日本を出る前に留学経験のある友人からそう教えられていた。正直なところ、3日目も3週間目も、私はホームシックを感じる余裕さえなかった。ただ日本からの手紙は待ち遠しかった。メールなど無い時代である。国際電話料金も今とは比較にならないほど高く、許される日本との絆は手紙だった。アパルタメントに毎日まとめて配達される手紙を、ポルテロのおじさんが玄関フロアにある各部屋別の郵便受けに配り入れる。外出から戻って郵便受けをのぞき、「アッ!来ている」の日もあれば、空っぽでガッカリの日もあった。「空っぽ」が何日か続いたある日、郵便受けを閉じて部屋に戻ろうとすると、「待て!」と、ポルテロのおじさんが追いかけて来た。私を指さし、「castigada(おしおき)だ!」と言う。意味が分からずポカンとしていると、おじさんは顔をクシャクシャにして、私に一生懸命笑いかける。ハッとした。慰めてくれているのだ。毎日郵便受けに一喜一憂している私の様子を見ていたのだろう。「そうね。castigadaだから仕方がない」と返すと、「大丈夫!明日はきっと許してもらえる」とゴリラのように頼もしく胸を叩いてみせた。おじさんの不器用な優しさが心にしみた。以来、手紙が届いていない時の二人の合言葉は「castigada」になった。「今日もcastgadaだ」と厳かに宣告され、ションボリして部屋へ戻ろうとすると、「ヤ〜イ!だまされた」と、おじさんが悪戯っ子よろしく、隠してあった手紙を渡してくれたこともあった。スペインと日本の手紙は片道だいたい一週間。遠かった
(つづく)
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(6)

¿ ¿ ¿ ¿ ¿ ¿ ¿ スペイン語を駆使した言葉遊びのコーナー ? ? ? ? ? ? ? =39=
 

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テキ屋:   お客さん。これはToledo名物のダマスキナードですよ。素晴らしい出来映えでしょう!
客:   ウン。良いねぇ〜。これもらおうか
客は歩きながら箱を開けダマスキナードを取り出し、満足げに眺め、あることに気付き、慌てて露天商の元に戻る
  おい君!これはmade in Chinaと書いてあるぞ!!
テキ屋   お客さん。中国製でもdamasquinadodamasquinadoです。damasquinadoはまったくありませんよ…
  ……
     
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(7)

=== 海ちゃんとマリアーニョの猫の額スペイン語広場 === (シーズ ン-II)
Rincón del Español Variopinto de Umichan y Mariaño
 (16) - Temporada II - 
 

Temporada I

ドクダミ茶 (クリック1回で拡大写真)
(Infusión de Houttuynia cordata)
Temporada II
Mariaño: Mira, Umi, son muy bonitas las flores. ¿Verdad que sí?
マリアーニョ:ほら見てにょ、海。きれいな花でしょ?

Umi-chan:

Es dokudami. ¿No te molesta el olor?
海ちゃん:それってドクダミだよ。匂いイヤじゃないにょ?
Mariaño: Tiene buen olor a pescado. Voy a prepararme una infusión de dokudami. Ahora la medicina integral se valora nuevamente y estoy muy picado por eso.
マリアーニョ:お魚のようないいにおいにゃ。これでお茶を入れるにゃ。今、ホリスティック医療が見直されていて、僕の今のマイブームになってるにぇ

Umi-chan:

¿Y qué es lo que tiene que ver dokudami con la medicina integral?
海ちゃん:ドクダミとホリスティック医療とどう関係あるにょ?
Mariaño: El cuerpo del ser humano (ser gatuno) es un todo y no se trata de una máquina hecha de piezas montadas. La infusión de dokudami es medicina china, relaja tu cuerpo entero desintoxicándolo al mismo tiempo, sin que te afecte de ninguna manera, efecto que no se puede esperar de los medicamentos químicos. Según el lenguaje de las flores, es “memoria blanca”. No sé qué querrá decir pero da la impresión de que realmente limpia el organismo.
マリアーニョ:人(猫)の体はそれがひとつの全体であって、パーツを組み合わせてできた機械ではにゃい。ドクダミは漢方薬で、体全体をリラックスさせ、同時に全く悪影響を及ぼさずにデトックスしてくれる。医薬品では得られない効果にぇ。花言葉は「白い追憶」にょ。どういう意味かよくわからにゃいけど、いかにも体がきれいになりそうでしょ?
Umi-chan:   ¿Ah sí? Es cierto que ahora el dokudami está en plena floración. Por cierto, ¿de dónde lo has traído?
海ちゃん:そうかにゃ? たしかに今ドクダミの花の最盛期にぇ。ところで、そのドクダミどこから持ってきたにょ?
Mariaño:   Del Parque “Guau-Miau”. Ahí donde está el tobogán crecen mucho.
マリアーニョ:ワンニャン公園のすべり台のあたりにたくさんあるにょ
Umi-chan:   ¡Ah!!! Es donde Pochi, el vecino, siempre echa su pipi de paseo.
海ちゃん:あ〜あそこってにぇ〜、隣のポチが散歩の時にいつもおしっこひっかけてる所にょ
Mariaño:   ¡Eso no puede ser!!!!!!!!!! ¡Eso no se hace!!!!!!!!!!!!! ¡Ya he tomado la infusión varias veces. ¡Pochi, no te voy a perdonar!!!!!!!!!!!
マリアーニョ:そぉんなこと、やるにゃんて!!!あり得にゃい〜!!!僕ちゃん、もう何度かドクダミ茶を飲んじゃったにょ。ポチめ!許さないにぇ!!!
Umi-chan:   Así se pone fin a su obsesión de esta vez.
海ちゃん:これでマリアーニョのこのマイブームもおしまいにぇ
 
今月のポイント:
(1) Houttuynia cordata:ドクダミの学名 ドクダミのスペイン語名はどうやらなさそうなので、そのままdokudamiと表記しました。花言葉も日本で言われているものです
(2) infusión de dokudami:「ドクダミ茶」ハーブティーは[té]ではなく[infusion]と言います
(3) medicina integral:統合医療 ≒ ホリスティック医療
(4) estoy picado por eso:それに今まさにはまっている=マイブームと訳してみました。ちなみにマイブームは和製英語です
(5) un todo:「分割できない全体」という意味で使っています
でわ、またにゃっ つづく… (Continuará)
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(8)

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スペインの慣用句 == 217 ==

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今日は[(no) estar (hallarse) en sus cabales]を取り扱ってみよう。な〜んだ「彼のキャバレーにいる」なんて、簡単な意味じゃん!な〜んて早とちりでかってな訳を付けた人はいないだろうか。確かに似ているし、我々日本人は[l][r]の区別が付けられないのも十分に分かる。しかしだ、キャバレーは[cabaret]であって[cabal]ではない。[cabal]は「完璧な・欠点のない」という形容詞である。つまり、[una persona cabal]とは「完璧な人」である。まあ、実際にはそのような人は存在しないわけだが、言葉は十分に成立しうる。「ちょっと待って![cabal]が形容詞ならなぜその前にまたしても形容詞を付けることができる?たとえそれが所有形容詞だとしても形容詞には違いなく、名詞の前に付けられるものだ!」っと主張する人もおいでだろう。もっともな話である。しかしこの[cabal]は名詞としての意味も有しているのだ。意味は「ちょっとした資産」とでも訳すことがでよう。したがって、直訳は「その小さな資産の中にいる(いない)」となるのだが、いったい何を言いたいのかが良く伝わってこないのだが、そこが慣用句の良いところでもありまた嫌なところだ。[estar fuera de juicio]という慣用句ならばその意味は大変分かり易くなるが、ほぼ同じこと(『(彼の精神状態は)まともだ・でない』)をこの慣用句も言っている
   例) ¿Cómo se te ocurre hacer semejante cosa?, tú no estás en tus cabales.
      (どうすればそんなバカなことができるんだ?お前はまともじゃないよ)
さて、ご質問・ご意見をお待ちしている。(文責:ancla)
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(9)


今月の短文翻訳
(1131-1140) 2010年06月末更新分はこちらでも見ることができます
 

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1131 No es la primera vez que nos retrasa el pago.
    給与支払いが遅れるのはこれがはじめてじゃない
1132 Te felicito por tu perfecto dominio del idioma español.
    オメデトウ。君のスペイン語は完璧だよ
1133 La semana que viene él debe acudir a su próximo destino en los Estados Unidos.
    来週彼は米国の次の公演地に行かなければなりません
1134 Este tipo de preguntas es muy frecuente por parte de las administraciones públicas.
    この手の質問は行政サイドからよくなされます
1135 Los interesados en protestar ante esta promesa incumplida nos reuniremos esta tarde a las 5 en frente de la puerta del despacho del director general.
    この守られなかった約束に抗議したい人は本日17時に部長室の前に集まろう
1136 Es cierto que también recibimos una gran cantidad de mensajes de agradecimiento.
    非常に多くの感謝の言葉を頂いていることもまた確かなのです
1137 ¡Qué envidia me da si puede usted encontrarse con los piratas caribeños!
    あなたがカリブの海賊たちに会えるとしたら、なんてうらやましいことでしょう
1138 Una vez que haya pasado un año a partir de la fecha de contrato, puede cancelarse cuando se quiera.
    契約日の一年後以降はいつでも解約が可能です
1139 Por la depresión económica cada vez son más frecuentes los turistas hispanohablantes que no quieren gastarse el dinero.
    スペイン語圏からやってくる観光客で、不況のためにお金を使いたくない人がますます増えています
1140 Ellos acaban causando problemas.
    彼らは最後には問題を起こすことになります

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(10)

=== FE DE ERRATAS  <<(_ _)>> ===


前号はさしあたってお詫び申し上げるほどのミスはなかったと思います
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