本格的に、そして、本腰を入れ、じっくりとスペイン語を学び、実践的なスペイン語力をつけたい、伸ばしたい人のためのスペイン語塾
 

Fundado en 1995

Instituto de Traducciones de Tokio

 


 

 
ここは日西翻訳研究塾ホームページ「月刊メルマガ」のNo.68です
 

 

     

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(^. ^)Un, una, uno... 2006

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日 西 翻 訳 研 究 塾
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☆                       e-yakuニュース Año VII No. 68  (06月末号) 2006/06/30                        ☆
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==== 初めて日西翻訳研究塾の「塾maga」を受け取られる方へ ====

この塾magaは、日西翻訳研究塾が毎月末に、スペイン語学習者のためのお役立ち情報と共に、本塾のお知らせをするための定期的な『無料メール・マガジン』です。尚、現在はバックナンバーの送信サービスはいたしておりませんが、主要人気記事はHP上で公開しておりますのでそちらをご覧下さい
メールのアドレスを変更された場合は『必ず』、『忘れずに』また、受信を中止されたい場合等々、その他、ご意見ご希望等も、e-yaku@gol.comまでご一報下さい

=== お知らせ ===
目次右の「↓すぐ読む↓」をクリックすると各項目に瞬間移動します。戻るには各項目の「↑目次に戻る↑」ボタンをクリックして下さい

∞ ∞ ∞ 新学期のお知らせなど ∞ ∞ ∞
来る9月開始の新学期からの新カリキュラムや新講座につきましては、7月中旬か末にHP上で公表予定です。事前に皆さまにはその旨をお知らせ致します。まだ詳細が決まっておりませんが、きっと多くの方にとって待望の講座も開講予定ですのでお楽しみにお待ち下さい。

7・8月は例年通り夏モードになりますので、7月末の配信はありません。7・8月号は、8月末に配信予定です。ご理解のほど宜しくお願い申し上げます。

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            今号の目次
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◆1 Bolivia               好評開催中!!「Bolivia(Norie Nakao de Bustos講師担当) 聴講大募集 ↓すぐ読む↓
◇2 通訳ガイドの心得                通訳ガイド
試験に合格した人も大集合!! 聴講生大募集中 ↓すぐ読む↓
◆3 EspanariA                           夏用のイチオシ商品ご紹介 ↓すぐ読む↓
◇4 特別寄稿                             スペイン歌曲の谷めぐみさんから塾maga独占寄稿 (その2) ↓すぐ読む↓
◆5 夜のしじみの世界               帰ってきたよろよろ紀行(その3)  ↓すぐ読む↓
◇6 スペイン語あれやこれや    大人気Gatito Umi-chan.jpgちゃん“Español Variopinto Mensual(No.15) ↓すぐ読む↓
◆7 スペインの慣用句                 Serie III-44 ↓すぐ読む↓
◇8 短文翻訳                               (2006年06月末更新分)(No.651-660) ↓すぐ読む↓
 
■∞ ∞ ∞ ホーム・ページ 更新情報 ∞ ∞ ∞■
   2006年06月末の主な更新分は以下の各ページです。各々ダイレクトにアクセス可能です
        *『表紙ページ
        *『今月の短文翻訳』(2006年06月分)
        *『短文翻訳集』(2006年05月分)
        *『スペインの慣用句』(その33)

 
    
 
Bolivia 燃えているか !


Boliviaが燃えているわけではありませんが、Boliviaについての講座が大好評で、熱い熱気に包まれています

第1回目の昨日には多くの方にお集まり頂き、ありがとうございました (^。^)V

「ええ?暑いのは夏だからだろうって?・・・」いえ、そう言うわけではありません

残念ながら、日本でBoliviaについての講義は早々聴かれるものではありませんからね。だからこそ実に貴重な講座です。お見逃しとお聞き逃しのないように

「あのスペ」や「ガイド講座」等々のクラスでお馴染みのNorie Nakao de Bustos講師が、母国Boliviaを紹介します

3回にわたる日程は以下の通りです。是非、この機会にBoliviaを学んでみませんか

受講希望者は今すぐお申し込み    先着順でお受け致します

第2回目の次回
7月27日(木)19:00-21:00=Bolivia文化・芸術etc
参加費:1回4,000円(初期登録料不要)(お茶・お菓子付き)
お申し込みはe-mailでお気軽にお願いしま〜〜〜す    e-yaku@gol.com

前日まで受け付けます!!
・・・が、先着順です

予告!!
まだまだ続くCharla Especialをあなたのスケジュールに入れて下さいネッ!!
8月24日(木)19:00-21:00=Boliviaの社会・生活(Norie Nakao de Bustos講師

7月末には塾magaの発行はお休みですので、8月分も併せてお申し込み下さいますようお願い申し上げます

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本物の、スペイン語の通訳ガイドさんと学ぼう!!
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今回は遂に観光案内のシュミレーション
東京都内の1日観光」の案内を想定して通訳ガイドになりきって練習します 
 
さて、うまくガイドできるでしょうか?、

きっと、プロの通訳ガイドさんにしか分からないようなことが一杯あるはずです 


経験に根ざした数々の助言が飛び交うことでしょう。大いに期待しましょう
 
通訳ガイド試験を目指す人 
通訳ガイド試験をパスした人
パスはしたが登録はまだの人
登録はしたがガイド経験ない人
         大集合して下さい

HPも見てみて下さい 

但し、正規の受講生の人数は決して少なくはありませんので、聴講生用の席はやや少な目です。お早めにお申し込み下さい
受講料:5,500円

今回の講座は7月3日(月)19:00-21:00(613教室)です
今すぐにメールでお申し込み下さい      まだ間に合いま〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜す

次回は7月24日(月)19:00-21:00(613教室)で〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜す
第6回目は8月28日(月)19:00-21:00(613教室)で〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜す

7月末には塾magaの発行はお休みですので、7月24日と8月28日の分も併せてお申し込み下さいますようお願い申し上げます

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A**L**P**A**R**G**A**T**A
              EspanariA
A**L**P**A**R**G**A**T**A

<<(_ _)>>/(-_ ;)ワー「無念です。HPがまだ出来上がらないのです」 でも・・・ No importa!!

前号でご紹介させていただきましたEspanariAが自信を持ってご提供する、日本では「エスパドリーユ」として知られているエコロージーなZapatillaに関して、塾に置いてあったパンフレットを見たと言うことで一部の方から早速お問い合せ頂きました ありがとうございました

スペインでは数千年も前から履かれている「ALPARGATA」
靴底が麻などの繊維でできています
甲の部分は綿や麻などの繊維が使われています

メーカーはいくつもの国際的な賞を受賞しているBarcelonaの名匠「La Manual Alpargatera」

スペインの著名人も御用達の逸品
ハンドメイドならではの一味も二味も違ったところが人気の秘密

履きやすく足にも馴染みやすい

サイズは22.5cm〜24cmまでの3種類
色や模様も豊富

お申し込みの際には、必ず、「日西翻訳研究塾」の名を出して下さい
10%Offになるからです

塾に写真入りパンフレットあり


お問い合せ
EspanariA:藤井
e-mail:info@espanaria.com


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  ¡Vamos a cantar en español!
 (その2)
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「スペイン歌曲」の歌い手であるソプラノ歌手の谷めぐみさんの楽しいお話は今回も続きます

por スペイン歌曲歌い手 ソプラノ 谷 めぐみ

前回の塾マガでは、4月からの講座開講が決まったこと、プレ・イベントとしてミニ・コンサートが企画されたところまで書かせていただきました

3月13日、ミニ・コンサート当日です。会場はNHK文化センター八王子教室。塾頭先生始め来賓の方々、教室いっぱいのお客様をお迎えして午後1時に開演しました。某社デジカメ、某住宅メーカーのCMに使われている「Amapola」、ナルシソ・イエペスのギターであまりにも有名な「Romance de amor(禁じられた遊び)」と歌い進めます。耳なじみのある曲なので、お客様も楽しんでくださっているご様子。曲の合間には雑談、エピソードを交えながらスペイン語をご紹介しました。目の前に塾頭先生がいらっしゃるのに、自分がホワイトボードに単語を書き並べたりするのは何とも面映い限りでしたが…

次に、「清子さまに捧げる曲」を特別披露させていただきました。この曲は、昨秋ご成婚された清子さまが2003年に紀宮殿下としてホンジュラスをご訪問された折、ホンジュラス国立音楽大学の教授によって書かれた作品です。抒情的なメロディー、美しく優しいスペイン語の歌詞、そして現地在住の日本人声楽家による格調高い訳詞…歌うたび、私自身が幸せな気持ちにさせていただける佳曲です。続けてやはりホンジュラスの曲「Corazon」もご披露しました

さあ、いよいよ次は「El Reloj(時計)」の歌唱指導コーナーです。お客様には、この日のために作った特製楽譜をお渡ししました。日本語の歌詞で始まり、途中からスペイン語に切り替わります。スペイン語にはカタカナをふりました

実はこのスペイン語の部分を選ぶのにずい分苦労しました。お客様のほとんどが多分スペイン語をご存じありません。限られた時間の中で発音について細かい説明などできるはずもなく、カタカナは必須です。それならば、出来るだけカタカナ表記が許される部分にしたいと思いました。例えばreloj、estrella、irremediableなどを説明抜きでカタカナにするのは無理があります。たかが歌のスペイン語、されどスペイン語の歌、です。いい加減なことはしたくありません。この講座のキャッチフレーズは「スペイン語はア・イ・ウ・エ・オで歌えます」というもの。つまり「スペイン語の発音は易しいので皆さんお気軽にどうぞ」ということなのですが、それだけで、あたかもスペイン語が安易な言語のように受け取られることには抵抗がありました。一見親しみやすいスペイン語が、実は限りなく奥深い言語であること、そしてその難解さを超えて、あたかも万華鏡のように美しい言語であることをお伝えしたい、というのが私の秘かな願いでもありました

ウォーミングアップに体を動かし、軽く発声練習、まず日本語で曲を通して歌い、続いてカタカナ・スペイン語を練習してみます。皆さん、真剣に楽譜を見つめ、予想以上に大きな声ではっきり読んでくれています。全員の読みのテンポが揃ったところで「それではスペイン語で!」と声をかけると、約50名の出席者全員が一斉に「デテネルティエンポエントゥスマノス♪」と歌い出しました。伸びやかなハーモニー、しかもこれが結構「Deten el tiempo en tus manos♪」と聴こえるではありませんか!!お見事!素晴らしい出来でした

最後に私の大好きな「ラ・パロマ」をお聴きいただき、プログラムは終了しました。声高らかに初めてのスペイン語で歌い上げたお客様たち。笑顔、笑顔で、高揚した雰囲気が会場いっぱいに満ち溢れていました

終演後、こわごわ塾頭先生のところへ伺うと「大丈夫、しっかりスペイン語に聴こえました」とのお言葉。初めての試みでした。とにもかくにもホッとした次第です

長々と書かせていただきました。最後に4月から始まった講座「スペイン・ラテンの名曲を歌おう」の現状をご報告させていただきます。約3ヶ月を経た今、受講生全員がカタカナを離れ、スペイン語をそのまま読んで歌っています。皆さんとても熱心なので、当初は半ば諦めていた「rとlの違い」なども説明させていただきました。「退職後、テレビ、ラジオでスペイン語を勉強しながら、スペインの歌の講座が開かれるの待っていた」などど嬉しいことを仰ってくださる方もいます。地道な活動ですが、歌を通して、スペイン、中南米の魅力をお伝えしていきたいと願っています

¡Vamos a cantar en español! 皆さんも、いかがですか!

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超人気を博した旅日記の続編の旅日記
                                              
帰ってきた『よろよろ紀行』2005年夏
                                                                                     その三 (作:夜のしじみ)
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スペイン行き ==その3==

マドリードのイタリア人
マドリードは良く晴れ渡っている。そしてさわやかな風が我々の頬を掠め、上着がないとちょっと肌寒いくらいだ。ちょっと、ちょっと、ここは8月22日のマドリードだったはずなのにちょっとおかしいんじゃない?

そう、どうやらこの8月に入ってからのマドリードは『冷夏』だそうだ。朝、晩などはうっすらと寒いくらいだ。日中でも木陰はひんやりしていて気持ちがいい。怖れていたスペンの灼熱の夏、の当てが外れてホッとする様な拍子抜けのようなわたし達である。空は何処までも高く、青く澄み切って文字通り雲ひとつない。日本とは光の当たり方が違うような気がするのだが、景色の放つ色が日本よりも発色がよく見えるのだ。赤も、黄色も、緑も、全て強く色を放っているように見える。日なたと日陰との光のコントラストも強い

市内を散策して、グランビアでひときわ目立つレストランに入ってみる。魚介類専門レストランのようだった。マテ貝や海老やタコをグリルしたものとサラダを注文し、その後でパエリア2人前を取り分ける。美味しい。4人でいるとちょこちょこと色々な皿が頼めて楽しいのだ。前回の遠征(新婚旅行、とも言う)二人旅では、スペインの料理はとにかく一皿の量が多い為、食べ物の量でことさらに苦労したのだ。そもそもわたし達池野家は誰をとっても食事の量が少なめである。既に他界した父ですら、スリムで小食だった。それに比べて夜の家のカツオくん一家は皆気持ちよいほど食べるのだが、ちょっと食べるとすぐお腹一杯、もういらない、と皿をよけるわたしをフォローしつづけるカツオくんはいつも食べ過ぎてしまうのだ。しかし、今回は幾ら小食でも3人いるので、適当な量をシェアする事が出来た。姉、薫もスペイン料理が気に入って、いつもより多めに食べていたようである。母はいつもマイペースで好きなものだけちょこちょこ食べている

隣にイタリア人の6人グループが座った。何故イタリア人と分かるかと言うと、イタリア語を話していたからである。それにものすごくうるさいからでもある。わあわあわあわあ喋る事、うるさい事この上ない。しかも喋りながら食べること。わたし達の注文した2人前のパエリアが子供用に見えるくらい、大きな大きなパエリアが彼らのテーブルに届く。そのパエリアをわたしがこっそり背後から写真をとっていると、イタリア人たちは「もっと近くに来て取りなさいよ!」と場所を空けてくれる。親切だ。「グラッツィエ(ありがとう)」とわたしは言う。「あら、イタリア語話すの?」と彼らが笑顔で尋ねたので、わたしはNHKラジオイタリア語講座を毎朝聞いている母の横で覚えてしまった基本会話文「わたしは・イタリア語を・少し・話します」を暗誦した。彼らも「ベーネ!(結構!)」と喜んでくれた

母はイタリア美術が大好きだ。これまでにも3回イタリアに旅行しているが、少しは会話が出来るようになりたいと、数年前からラジオ講座を聞いている。昭和ヒトケタ生まれの母の70代の挑戦は苦難に満ち満ちているが、本人のやる気を見ていると応援したくもなる。しかし、傍で聞くともなしに耳にしているうちにわたしの方が覚えてしまう羽目に・・・(その3終わり)


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月刊・スペイン語あれやこれやEspañol Variopinto, MensualNo.15              
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水の国日本-II (その2)「お風呂好きな日本人」
日本の気候は湿度が高く体が汚れやすい。特に熱帯のごとく高温になる夏はひどい。汗でべたべたした肌に汚れがまとわりつき、全身の毛穴がふさがれてしまったような、息苦しい気持ちの悪さだ。そこで、幸運にもふんだんにある水を使って風呂につかり、汚れを流してさっぱりする習慣が発達したのだ…と思っていたら、現在のような入浴のしかたが定着した歴史は意外に短かった

風呂の習慣は仏寺から始まったと言われている。東大寺には日本の最大にして最古の風呂がある。神社仏閣では水は浄化の概念と結びついており、汚れというよりも宗教的なれを洗い清めるものである。風呂桶はそこで仏像を洗い清めるために用いられたのだ。もちろん、僧侶たちも心身を清めるために風呂を使ったが、主役はあくまでも仏像だったのである

今のような入浴習慣が一般の人々に定着したのは銭湯が街中にできた江戸時代も後半のことだ。それまでは風呂といえばもっぱら蒸気風呂のことだったようだ。水が豊富で、温泉もふんだんに湧き出すこの国でそれまで入浴の習慣がなかったというのは意外だし、もったいない話である

一方、西洋人が風呂に入らずシャワーで済ませることが多いのにも宗教的な経緯がある。ギリシャ・ローマ文明では性に対して大らかであったこともあり、大浴場は社交とストレスの発散の場として機能していた。しかし、その後、肉体を罪悪視する禁欲的なキリスト教がヨーロッパ全体に広がったことで、入浴の習慣も廃れてしまった。風呂につかって裸体でのんびりすごすなどもっての他ということだったようだ。体を清潔に保つ目的だけならシャワーで手早くすませばよいからだ

一日の終わりに、風呂桶にゆったりとつかり、鼻歌を歌いながら、しばし入浴の快感にひたる。我々庶民のささやかな楽しみのひとつだ。明日を生きる力も回復しようというものだ

リラックスという言葉に、我々日本人が連想するものの上位に風呂や温泉があがるのは間違いない。だが、そんな我々の風呂好きを理解できない西洋人は多い。それは、彼らが入浴の喜びを宗教的な理由で捨てて久しいことに加え、彼らの体温が私たち東洋人のそれより1度程度高いという生理的な理由による。日本人と同じ温度の風呂に入ると彼らはあっという間にのぼせてしまい気分が悪くなってしまうのだ。西洋人は寒い気候に適した体になっている。ところが我々の体は彼らよりももっと高い温度に適応している。冬の寒い時期に熱い風呂がこたえられない喜びなのは我々が寒さに強くないからに他ならない

寿司、おにぎり、牛丼、カラオケ、ファミコン。日本文化はどんどん海外で成功を収めているのに、日本式の風呂が国際化しないのはこのあたりにも理由があるのだろう

入浴は母体回帰の擬似体験でもあり、この上ないリラックスを可能にする。そんないいことが毎日できてしまう私たち日本人はかなり恵まれている…と私は思っている

場面は変わって:
海ちゃん: <(T◇T)>うぉぉぉぉぉ!!! (≧σ≦) チョーありえなーい!!ウン○が流れてない。スペインのニャンコのしわざだ
(!No me lo puedo creeeeeeeeerrrrrrrrrr!!!!!!!!!!! Queda caca en el water. Debe haberlo hecho Nanco de Espana.)

スペインのニャンコ:だって、君たち、お風呂のお湯を変えないじゃにゃいか。ウ○コもまとめてから流せばいいじゃにゃいか
(Vosotros tampoco cambiais el agua de la banera. Entonces, ?no seria mejor que la fuerais depositando todo el dia y le echarais agua al final del dia?)

海ちゃん:スペインのニャンコ、先月のことにまだこだわってるみたいにゃ
(Parece ser que le ha sentado mal lo del mes pasado y todavia esta mosqueado.)

Gatito Umi-chan

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             スペインの慣用句 == Serie II -41 == 馬耳東風 第二編の四十一
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さて、今回も前回から引き続き「C」をキーワードにした慣用句をみてみることにしよう。

1. 『cambiar de camisa (cambiar de chaqueta)』
    前回にも前置詞が重要な役割をしていた句があった。この慣用句も同じだ。まあもっとも、これに逐一止まっていると絶対に前進しないので適当に切り上げる、あるいは、諦めるのが得策だ。しかし、スペイン語を学ぶ者にとってこの前置詞「de」の役割というのはなかなか理解に苦しむ。理由は「cambiar camisa」の訳もやはり「シャツを代える」で同じになるからだろう。音は同じでも訓は変わるのが日本語の常。後者は慣用句でも何でもない普通の句だと言っても答えにはならないが、意味は単純に行為そのものを指しているだけだ。つまり、「もう1週間(実際はそんなことはあり得ないだろうし、小生自身も誓ってそんなことはしたことはない)もシャツを代えていないので着替えなくっちゃ」なのであるが、ここに紹介した「de」付きの慣用句を的確な日本語で表現したいのなら、シャツのことも上着のことも忘れ、「鞍替えする」とか、「宗旨を変える」とか、「手の裏を返して」みたりすることを薦めたい

    例) Gabriel es de Real de corazón, incapaz de cambiar de camisa, de venderse, como otros.
        (ガブリエルは心底からレアルのファンだ。他の奴らのように攻守所を変えるなんてことは絶対に出来ない奴だ)

2. 『dejar sin camisa / quedarse en camisa / perder hasta la camisa』
    同じcamisaはあっても、こうも違うのか?というのがこの慣用句。無論、慣用句なのだから、いや、慣用句故にといった方が正確かも知れないが、その意味が同じような意味にならなくてはいけないなどという規則があろうはずがない。とはいえ、ここに上げた3つの慣用句はすべて同じ意味である。名詞のみが同じなだけで、文意を司る肝心の前置詞も動詞も異なっているのに何故意味は同じになるのだろう?まあ、そう言うことは日本語の慣用句でも起こりうることで、例えば、同じように貧乏暮らしを表現するのに、「糊口を凌いだ」り「口に糊する」ようなものなのかも知れない。なにやら雲行きが怪しくなってきた。まるで自分の家のことというか、自分の懐の話しているような気になってきたのでこの辺りで切り上げよう。これらの意味は『破産する・無一文になる』だが、例文はその「身ぐるみ剥がれる」という感じに臨場感がある

    例) Perdí hasta la camisa jugando a los dados.
        (賭け事をしておけらになっちまった)

3. 『ser un coco』
    ココナッツミルクはとっても旨い。っということは、何か良い事に関連する慣用句かな?と考えるのは浅はかと言うものだ。それでは慣用句の旨みに欠ける。しかし「coco」には良いイメージしかない。「ココ・シャネル」を始めとして、どこの国でも何か良いものの代名詞として使われているようだ。そこで、久しぶりに直訳で攻めてみよう。「ココナッツです」?あるいは100歩譲って「ココナッツになります」?やはり何か良いことのようだが、残念ながら意味は正反対である。実はこの「coco」には、「秋田県の男鹿半島などに伝わる、なまはげ(生剥)」のような、子供たちを脅したりする「お化け」の意味もある。これはあくまでも推測だが、椰子の実の殻でもかぶって子供たちを脅すような風習がどこかのスペイン語圏の国で行われていたのだろう。もし読者の中でそのような風習をもつ国をご存じならばお教え願いたい。というわけで、この「化け物」的な意味もあるのだが、更にここから派生(そう、そうなのだ。ここから派生しなければ慣用句とは言い難いのだから)し、様々な意味で「恐ろしい」や、何かの中で「最も怖いもの」を指すときにこの表現が使われる。さて、例文だが、文法に取り憑かれ始めた人たちにとっては「こんなに恐ろしいもの」はないような例文を出してみよう

    例) Este curso el coco son las matemáticas.
        (今学期で一番の困ったさんは算数だな)

    さて、では今回はこの辺りでお暇しよう。ご質問・ご意見をお待ちしている。(文責:ancla)


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短文翻訳 2006年06月末更新分 (651-660)
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01. Se exponen cientos de esculturas de hielo en el parque Ohdori y a lo largo de la avenida Ohdori.
          大通り公園と大通りに何百という氷の彫像が現れます

02. El Decreto sobre la Educación de Meiji fue aprovechado para hacer que el pueblo se dedicase enteramente a la guerra.
          明治の教育勅語は、国民が全面的に戦争に専念するように利用された

03. Hay una farmacia en la avenida del Oeste.
          西大通に薬局が一軒あります

04. Este verano en Shikoku hubo una severa escasez de agua.
          この夏四国では深刻な水不足を経験しました

05. Que conste que yo no tengo nada que ver con lo que te ha pasado.
        言っておくけど、君に起こったことは僕には全然関係ないんだよ

06. Para hacer puzzles de más de 5000 piezas hace falta concentración y paciencia.
            5000ピースを越えるジグソーパズルをやるには集中力と根気が不可欠です

07. Poniendo una pieza tras otra del puzzle, se consigue así un mosaico con unas imágenes coherentes. Es lo que más me entusiasma de hacer puzzles.
          パズルのピースをひとつずつ、次々とあてはめていって一貫性のあるイメージが出てくる。これこそがパズルをしていて最もワクワクさせられるところです

08. El Tratado de Seguridad Mutua entre Japón y EE.UU. fue firmado en San Francisco en 1951.
            日米安全保障条約はサンフランシスコにおいて1951年に調印された

09. Ayer el cielo estaba encapotado.
       昨日は曇っていました

10. Paco fue enviado por su jefe a comprar la golosina.
        パコは上司にお菓子を買いに行かされた

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