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スペイン語翻訳通訳

Instituto de Traducciones de Tokio

翻訳・通訳学習を通して、本格的に、そして、本腰を入れ、じっくりとスペイン語を学び、実践的なスペイン語能力を身に付けたい、伸ばしたい人のための塾です


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よくある質問とその回答集
(小塾の塾頭が懇切丁寧にお答えしています)
スペイン語学習者の駆け込み寺(その02)
=== 悩みの相談室  (O) ===

 

 

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下の質問標題を1回クリックすると回答欄に移動します
 

 
 
 
 
 

質問集 (インデックスへ)==>

質  問 (01)

回    答


一点質問させていただきます。現在YYコースを受講しておりますが、毎回添削頂く中で、もう少し基礎文法に自信を持ちたいと思うようになりました。基礎文法コース(できればSuperior)を次の3ヶ月受講することは可能でしょうか?もしできる様でしたら、基礎文法コースで基盤を固めた後に翻訳コースに戻って勉強したいと考えております。大変お手数ですが、ご回答を宜しくお願い致します
 (e-TenのOさん)

文法面でのご不安、よ〜く理解できます
まず始めに、あなたは「準応用レベル」ですからけっして悪くないスペイン語能力を有しておられると思います
つまり、基本的な文法の勉強は済んでおられる段階におられます
次に、小塾の「基礎文法コース」は、西検受験対策用に作られている模試形式で、講師による文法上の説明を詳しく受けられるという形式のものではありませんので、あなたのレベルではあまり役に立たないのではないか?と考えます
一方、スペイン語文法への不安、若しくは、「間違い・思い違い」というのは、実は、プロレベルになっても残るもので、これを気にしていると前進が難しくなります。なぜならば、実際のスペイン語(文)というのは、文法でも理解(解釈)できないようなものが一杯です。そうしたものは「翻訳」を通して勉強可能なのです
HPのこの「Q&A」上でも様々な側面から同種の記述をしておりますが、ある程度の知識を得た後、それ以上にスペイン語能力を高めて行くには、つまりスペイン語文法を理解するには、より多くのスペイン語文を訳していく、つまりは、スペイン語の文の法則(文法)を、実際の文章を通して知ることであり、決して自分でスペイン語を作文していくことではないのです。外国語での作文は往々にして(実際に文字としては書いていなくても自分の脳裏にある日本語の)翻訳か?或いは、自分が「自由に使えるレベルの範囲内の」スペイン語だけでの「組み合わせ」に過ぎません。より高度な、より多くのスペイン語文法(=『文』の作成方『法』)を学ぶには、より多くのスペイン語文に接し、それを日本語に訳しながらスペイン語表現を学んでいくことです。つまり、西和課題は、決してそのスペイン語をどのような日本語に訳すのか?にではなく、どのようなスペイン語での表現が存在するのか?そしてそれらがどのような?或いはなぜそのような表現方法、どのような表現の時にどのようなスペイン語作文法を使っているのか?を勉強するために使用して頂くことこそが西和翻訳課題の意義なのです
 
 
質  問 (02)

回    答


スペイン語圏諸国の大使館勤務を目標に勉強していますが、まだほとんど始めたばかりで、どのような勉強をすれば良いか分かりません。大使館勤務という考えは、20年前に好きだったTV番組”大使の国の宝物”を見て以来、文化を紹介する大使館のお仕事に憧れてきたこと や、日本にいながらスペイン語にどっぷり浸かれる環境であるなどが理由です
(東京都のMさん)

人生のきっかけというのは思いがけない形でやってくるものですね。小生も間接的にではありますが10年ばかり勤務していましたが、勉強には何らかの指針となる目標というものがあればそれに向かって邁進できますし、少々辛くても頑張れますので、あなたのアプローチの方法も一つの方法かと思います。また、小生が座右の銘としている「貪欲は勤勉の鞭」とまったく同じ考え方で、その意味では大変嬉しい限りです
今回は、小塾の「クラス判別テスト」を受けて頂いたわけですが、【翻訳準応用クラス】と判定させて頂きましたのは、まず第一に、難解な部分になると「推訳(細かいことはさておき、推測にて訳す行為)」が勝っていること、第二に、まだまだ細かい文法の部分が未完成であることなどがその判定の基準となりました
第一の部分については、「けっして良いことではない」のですが、潜在的にこの能力を有しているかいないかによって、今後の伸び方がかなり違ってきます。なかなか文字では表しにくいのですが、敢えて申すならば、そして肯定的に申し上げるなら、「語学のセンスがある」ということなので、助言としましては、とりあえずは、この誰もが有しているわけではないあなたの能力に「封印を」して、まずは第二の「文法問題」を解決され、「どのような文章にぶち当たっても怖くない」状態になるまでにレベル向上を目指されることが先決だと思います
レベルが徐々に上がってくると、自ずと大使館などへの就職も可能になってくるでしょうが、まずは更なる修行を積んで頂かねばならないと思います
大使館の内でも様々な職種が存在します。いわゆる一般事務職の領事館員だとか、大使秘書や、例えばパナマ大使館のように、船舶関係の特殊な事務仕事等というのもあるのですが、いずれにしても「高いスペイン語能力」が問われるのは当然ですが、例えば他の「専門職」を有していると有利な場合もあります。例えば、商務部の専門員などです
大使館勤めには、スペイン語の会話能力も要求されますが、その基本となる翻訳能力はもっと問われます。また、最近は、スペイン語と同時に英語の能力も要求されます。スペイン語と英語ができて当たり前の時代です。そうでないと採用はなかなか難しいと思われます
大きな大使館では、一次試験、二次試験、そして最後に口述による面接試験と、三段階に分けて採用試験を実施する大使館もあります。通常は二次試験でこの翻訳および作文能力が試されます。面接は、この二次を合格するだけの能力を有している人であれば、そのほとんどが合格できるレベルるにあると言っても過言ではありません。後は、当然のことながら人柄が問われるわけですが、これはもうお勉強の範囲外の問題です。ただ、相当の翻訳能力を有していれば、ある程度の会話にも対処可能ですが、むろん通訳能力も重要な要素ではあります。まずは、やはり翻訳から勉強されるべきでしょうね
もっとも、小さな国の大使館では、外交官との会話による意思疎通が大きな要素にはなるものの、その場合は、英語でもOKな場合もあります。しかし、「読み書き」はスペイン語ですし、日本の外務省に書類は日本語で提出しますので、スペイン語を正しい日本語に翻訳する能力というのが最大のポイントになります
 
 
質  問 (03)

回    答


この先どのような形で翻訳の勉強を続けていけばよいのか不安です。また、どのようなコース(通信)をがあるのか教えて下さい
 

通信でどのようなコースをご用意しているのかは、こちらをご参照頂ければと存じますが、「この先どのような形で翻訳の勉強を続けていけばよいのか分からないので助言が欲しい」と言うメッセージを頂戴しましたので、少しお話しします
『翻訳と言うのはなかなか一筋縄ではいきません』
実は、この言葉は、約10年間継続して通信で学んでおられ、今は、最上級のプロレベルにおいでの方が、最近仰っていた言葉なのですが、実に重みのある言葉だと感服しました
翻訳というのは、文字や単語の置き換えだけではないからです
ではどうすれば良いのか?
これについては、実に残念ですが、魔法の杖も、魔法の粉もなく、答えは一つしかないのです
つまり、可能な限り「多種多様な文章を訳して訳しまくる!!」ことでのみその出口を見いだすことが可能です
より多くのより多様なテキストを訳し、一歩一歩能力と経験を積み上げて行くしか道は開けません
このように申せば、気の遠くなるような話で、やる気を削いでしまうかも知れませんが、口先だけの良いことだけを申し上げても、お互いのためにならないと思いますので、真実のみを話しています
我々にできることは、そうした皆様の支えになり、道先案内をさせて頂くことです
 
質  問 (04)

回    答


通信で翻訳を学んでいますが、どうも自分の訳が下手な気がしてなりません。添削していただいているのですが、もう少しいい訳が出来るような、また、訳の仕方、日本語の使い方などの細かい点で疑問が生じたりしています。出来れば見本、もしくは他の生徒さんの上手な訳例などを教えてもらうことは出来ないでしょうか?
 

実は、あなたの悩みと言うのは、在宅で学んでおられる塾生全員の悩みだと思います
これは、在宅で学ばれる場合と、通学で学ばれる場合との間に存在する大きな隔たり、或いは「差」と言っても過言ではありません
仲間がいると、仲間との共同作業でより多くの量の文章を訳すということだけが通学学習のメリットではなく、実は、いみじくもあなた自身が仰っているように、上手かは下手かは問題ではなく、同じレベルの人たちの訳と言うのが、実は極めて重要な役割を果たしています。よく模範解答はないのですか?とお尋ねになる方もおられるのですが、本当は(そのような大正解翻訳は存在しませんが…)、そうした模範解答以上に役に立つのが、この「同レベルの人たちの訳」なのです
要は、『百聞は一見にしかず』と同じことが言えるからです。講師のコメントや助言などの講義は、その講師が「見下ろす」と言う視点での講義になりがちです。むろん講師はそうならないよう努力をしていますが、講師の「ありがた〜〜〜い」言葉を100回聞くよりも、実は、仲間がどのような翻訳をしているのか?或いはそれが例え間違った、勘違いの訳であったとしても、そういったことさえもが、同レベルの人たちの目には『とっても身近に感じ』られるからです
ところが残念なことに、通信では「仲間訳」を見ることは出来ません。したがって、どうしても通信で学んでいる場合にはなかなか向上につながらない場合もあるのです(しかし、向上しないのではなく、やはりその速度が落ちる嫌いはあるかも知れません)
それでは通信で学ぶ意味はないのでしょうか????!!!!
いいえ。ご安心下さい。そのようなことはありません!(o^v^o)
例えば、添削されて戻ってきた自分の答案を、『穴があくまで、繰り返し繰り返し復習」することは、そうしたギャップを埋めてくれるはずであって、徐々に力も付いてきます!(^◇^)
引き続き頑張らずにガンバって下さい!!
 
質  問 (05)

回    答


遠い将来、スペイン語を何らかの形で仕事に活かしたいと考えております。求人等を見ていますと、実務翻訳の募集はいくつか見られるのですが、実務翻訳には、さまざまな分野の翻訳があり、工場での作業工程の翻訳やマニュアルの翻訳などいろいろあるようで(詳しくは知らないのですが)そのための訓練が必要なのかなと感じています。貴塾の講座で、実務翻訳を勉強することはできますか?今私は通信の応用級で勉強していますが、上級になるに従って、専門的な文章にも触れることができるのでしょうか?教えて下さい。宜しくお願い致します。(栃木のKさん)
 

 


まず最初に、具体的なご質問に対する答から:
残念ながら、通信では実務翻訳用のテキストをご用意しておりません
実務翻訳には、単なる翻訳そのものの技術だけを教えると言うことが無理だからです

「実務そのもの(例えば:機械・自動車・IT・医療等々)」に付いては、語学学校よりも、それぞれの専門知識を教える学校などで日本語にて学ばれ、そうした専門の知識を得られることをお勧めいたします
小塾が実務面で開設している講座は3種類です:
「ビジネス・スペイン語講座」:毎年9〜3月の半年間、2週に1回(月2回ペース)。スペイン語を使ってのお仕事全般を支援する講座
「日本事象クラス」:通訳案内士試験対策を兼ねた、案内士免許を取得した後でも役に立つ、実践的な講座。翻訳を通しての講座は通信でも開講中です
「ラテンアメリカ文学翻訳講座」:ラ米文学の短編翻訳を通し、ラ米文学理解と文学翻訳を学びます

さて、あなたご自身もお分かりになっておられるようですが、まだお若いことから、「遠い将来」を見据えてのお勉強をされているのだと思います
又、語学はそう易々と一朝一夕で会得できるものではありません
よって、最大の敵は焦りです
今現在、あなたにはその焦りがあるように窺えるのですが…
単に将来的な計画を立てるために役立てて頂くと言う目的で話を進めていきましょう
小塾の通信講座は、通学講座と同じテキストを使用し、スペイン語の解釈やスペイン語作文(和西翻訳)を通し、より高い翻訳能力を養って頂くためのものです
その内容としては、HP上にも明らかにしておりますが、様々な種類のテキストを使用しています
一般的な『翻訳技術』はお教えいたしますが、技術的なことをお教えするための講座ではありません
その『技術』或いは『専門性・専門知識』の中には、上述でお分かりのように、観光通訳案内士という専門家を育てるためには「日本事象クラス」を、そして、文学翻訳もまたこの部類に属しますので、これらに関しては特別の講座を開講しているというわけです
ただ、例えば、「自動車部品工業に特化した」翻訳技術を教えるという講座までは開講していませんが、これはあくまでも、「需要と供給」の問題で開講していないだけです
もっとも、実はこの分野に関する講座というのは、需要が高まっているので、現在、開講を模索しているところですが、開講について、現時点では、何ら確約できるようなものはありません
各々の知識や能力を養うには、その言語を介してではなく、前述のように、各専門分野の知識を日本語で習得されることが最も有効だと考えています
もっとも、その道の専門家になったとしても、語学能力がなければ、当然、翻訳も通訳も出来ないわけです
もうお分かりですね。そう、その通り
『(専門知識さえ母国語で持っていれば…)翻訳だって通訳だって出来ますよ!』と言うレベルになるためのお勉強を現在あなたは進められているわけです
一つの例えを出しましょう
通訳案内士試験には、語学試験と「日本史・日本地理・一般常識」の日本語試験も並行して実施されます
なぜなのでしょうか?
外国人観光客を応対するには、両方の知識が必要だからです
ただ、小塾では、今のところ、日本語試験に対応できるような講座までは開設しておらず、スペイン語試験対策にのみ特化しています
つまり、日本語で日本の知識を身に付けるのは、各自にお願いしている状態です
むろん、こちらの講座も開講できれば良いのですが…
以上のような分けで、おそらく英語業界でさえも、各産業、各業界にまで対応させているところはないのが実情です
本格的な専門知識を身に付けていれば、その人はその道の専門家と言われ、それで飯を食っていけます
外国語の専門家は、そうした知識のすべてを身に付けることまでは無理なので、語学の知識を身に付けることで語学の専門家になれば良いのです
後はそうした『専門分野が理解できる程度の知識を身に付け』れば、語学の専門家として対応可能になると思います
と言う分けで、まずは語学の専門家になることを目指すことが先決ではないでしょうか
つまり例えば、現在応用級に籍を置いておられるのであれば、その上を目指す、つまり、「向こうの山ばかり見ているのではなく、自分がのぼりかけている山の頂上を目指す」ことが大事なのではないでしょうか
以上、何らかのお役に立てたのなら幸いです
 
質  問 (06)

回    答