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スペイン語翻訳通訳
Instituto de Traducciones de Tokio
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初めて受信される方へ

「塾maga」 Año XIII No. 139  (05月号) 2012/05/31
お知らせ
        塾は東北支援を継続しています
小塾は宮城県慶長使節船ミュージアムの
『2013年慶長使節団出帆400年』行事を応援しています!!
 
e-ten通信講座にて「東北応援キャンペーン」実施中!!
受講無料の支援期限は来る8月初旬開始期で一旦修了させて頂きます
通常は3ヶ月単位でですが、1ヶ月でも2ヶ月でも『無料受講』を受け容れます
 
「谷 めぐみ」の "Hola! バルセロナ" すぐ読む
「海ちゃん-II」 まだお休みの弁解を読む
 「Japónさんと支倉さん」 すぐ読む
 「スペイン語でおやじギャグ」 すぐ読む
「今月の短文翻訳」 すぐ読む
連載読み物

「今月の短文翻訳」 すぐ読む

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 HP上の連載読み物などはすべて更新済みです  

今月の短文翻訳 (対訳) Noticiero (塾ニュース) 西和対象過去の短文翻訳 スペインの慣用句
Hola!バルセロナ 谷 めぐみのHP ネット上の「塾maga」 スペイン語圏関係の新刊本紹介
Japónさんと支倉さん Chistes de mi tío Chistu 海ちゃんシリーズ シーズン-I (対訳) 海ちゃんシリーズ シーズン-II (対訳)

塾生yossieさんの短編小説Waltz In BLACK HP上で連載中

e-Tenの「よくある質問集」 悩みの相談室
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ご注意下さい!!   あなたは最新のページを見ていないかも知れません!! 常に、あなたのPCのブラウザの「更新ボタン」を押してみましょう

 

『セルバンテス文化センター東京』第一回スペイン語文学コンクールの「C」部門で塾生が優勝!!


昨年の「全日本スペイン語コンクール」にて高塚由希子さんが高円宮杯を受賞されたのに続き、今回は、東京のセルバンテス文化センター主催の『第一回スペイン語文学コンクール』にて、小塾塾生「国原隆子」さんが、何と「C」部門にて優勝を果たされました
国原隆子さんは、小塾の2006-07学年度以降継続して開講されています「ラテンアメリカ文学翻訳クラス」のオリジナル・メンバーの一人(メンバーは当時からほとんど異動なし…)
このクラスでは、小塾の翻訳課程の最高レベルの実力を持った人たちが結集し、ラテンアメリカ文学の珠玉の短編を翻訳することに専念されています
これまでにすでに20作品近くの短編を訳し終えていまして、十分な数が揃えば、出版を予定しています
このクラスは、同分野での我国研究者の中でもひときわ輝いている内田兆史先生(明治大学所属)が率いるクラスで、ラテンアメリカ文学が大好きな方々が集まっておられます
ちなみ「C」部門と言えば、「DELEの最上級修了レベル」の人たちのみが応募資格を有する部門です
なお、同『第一回スペイン語文学コンクール』の授賞式は、「世界本の日」を記念し開催された日系ペルー人作家のフェルナンド・イワサキ氏による文学イベントの席上で催され、国原さんは、イワサキ氏ご本人から賞を手渡されました
つまり、プロの作家、しかも、スペイン語圏の作家から優勝杯を授与された!!わけです
作品名は
[Las pantuflas]で、エッセイ風の小作品で、実に興味深い内容です
もっともご本人は、「内田先生のラ米文学翻訳クラスで、短編を深く読んでいたことが役に立ったと思っております」と謙遜されておられますが、流石!!という作品に仕上がっています
私も・僕も『受賞作品を読んでみたい』!!
またしても小塾の輝かしき1ページを刻む方が一人増えたわけで、本当に嬉しい限りです

国原さん、本当におめでとうございました!!
 
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(2)

谷 め ぐ み さ ん の C D 好 評 発 売 中 !!



昨年の11月19日(土)に白寿ホール(東京・富ヶ谷)にて開催された「谷 め ぐ み リサイタル 2011」(小塾も後援しました)のライブ録音CD
「スペイン わが心の歌〜祈り〜[Canciones españolas, tesoros de mi corazón〜Plegaria〜]が、 絶賛販売中です!!
ソプラノの歌い手「谷 めぐみ」さんは、小塾の塾生さんでもあり、また、塾maga読者には「歌修行記-
Hola Barcelona」の執筆者としても大変お馴染みの方です
この
[Hola Barcelona]の連載も、すでに3年を越す、長寿「読み物」として読者諸氏に親しまれています
CDに付いての詳細は、谷さんのHP上で御覧になれますが、右のリンクからアクセスされると早いですよ!!

《C D 2011 詳 細》
 
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(3)

スペイン語圏映画3本と訃報

         
Acné / アクネ   Flamenco flamenco / フラメンコ・フラメンコ   La piel que habito / 私が、生きる肌
         
ウルグアイの海岸の街を舞台に、早く大人になりたい少年の、いけない妄想とリアルな恋模様が描かれる、爽やかで初々しい青春映画
あの娘とキスがしたい!疼きだす性と止まらない妄想の世界を爽やかに描いた青春映画!
だれもが、経験した初体験の思い出 ちょっと笑えてちょっと切なく、そして思わず応援したくなる映画
監督は、本作が長編デビューのウルグアイ出身の新鋭フェデリコ・ベイロー
*サンセバスチャン国際映画祭/TVE Award受賞
*AFI ロサンゼルス映画祭/審査員賞受賞
*ハバナ国際映画祭/Grand Coral - Third 賞受賞
*ゴヤ賞/スペイン語外国映画賞ノミネート
東京(5/26〜)  /  大阪(6/16〜)
  世界的巨匠カルロス・サウラ監督と、“光の魔術師”という異名で賞される撮影監督のヴィットリオ・ストラーロが再び世に問うめくるめくフラメンコの世界
キラ星のようなフラメンコ界の大御所アーティストが一堂に会しているのも見所だが、なんと言っても、映像がとっても美しく、その点では黒澤作品を彷彿とさせる
詳細はこちらから
岩手(6/9〜) / 秋田(7/13〜) / 山形(6/2〜) / 福島(6/16〜) / 東京(6/2〜) (6/23〜) / 川崎(6/23〜) / 神奈川(7/14〜 ) / 群馬(6/2〜) / 長野(7/14〜) / 新潟(6/16〜) / 静岡(6/2〜) (6/16〜) / 富山(8/4〜) / 石川(5/26〜6/8) / 宝塚(6/23〜) / 岡山(6/30〜) / 徳山(7/28〜) / 愛媛(9/1〜) /長崎(6/9〜) /熊本(6/23〜) / 大分(7/14〜)

  「あの」アルモードバル監督と
「あの」バンデーラスが…
がっぷり四つに組んで挑戦するスペイン映画の新たなる世界
天才的な形成外科医ロベルは、画期的な人工皮膚の開発に没頭していた…
彼が夢見るのは、かつて非業の死を遂げた最愛の妻を救えるはずだった“完璧な肌”を創造すること
あらゆる良心の呵責を失ったロベルは、監禁した“ある人物”を実験台にして開発中の人工皮膚を移植した…
亡き妻そっくりの美女が創り上げられたが・・・

5月26日の関東圏での封切り後、関西圏は6月2日〜、その他の地方でも6〜7月中、遅くても9月には公開予定

 
  = 訃 報 =
早稲田大学の教授で、スペインの演劇や映画研究者として活躍されていた「乾 英一郎」先生が、先の2月に早世されていたことが先頃判明しました
乾先生は、スペイン映画研究家の本邦第一人者として長年活躍され、1992年には、その研究の成果として「スペイン映画史」(芳賀書店・刊)を私たちスペイン映画ファンに贈って下さっていました
ただ、実に残念なことなのですが、映画は娯楽という観点からなのでしょうか、研究と言う硬い分野にはあまりスポットが当たることはありませんでした
そこで小塾では、この9月からの新学期(2012-13)では、教養講座に乾先生をお迎えし、1年に亘り「スペイン映画と演劇」を開講する予定になっていました
先生の訃報はその矢先のことで、塾としても、また、多くのイスパニスタス、イスパノーフィロにとって実に無念なことです
乾 英一郎先生のご冥福を衷心よりお祈り申し上げます

 
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(4)

通訳ガイドさんからのご報告

前号のこの紙面にて、スペイン人記者(La Razon紙)のアテンドをされた塾生さんからの報告を致しましたが、その追加情報が、もう一人別の塾生さんから届きましたので引き続きご紹介いたしましょう
そうなのです。前後でもお知らせいたしましたが、小塾に所属されている生徒さん二名が通訳ガイドとしてスペインからやって来た新聞記者の一行をアテンドされたわけです
なお、前号から続けてお読みになりたい読者は『
ココ』をクリックして下さい
ここにご紹介する[インターネット版の記事
は、pdf版に比べて写真等は少ないようですが、[Menos da una piedra.]と言う分けで、ご紹介いたしましょう
但し、情報提供をして下さった塾生曰く、「あれだけしつこく『世界貿易センタービル』だよ!!言ったのに[Wall Trade Center]と書かれていたり、東京スカイツリーはデジタル放送用だと何度も説明したのにもかかわらず、訳は
[Torre de radiodifusión]になっていたり…と、果たして塾の皆様にお知らせするに値するか否か??」とやや疑問符の記事になってはいますが、テーマが日本物だけに、我々スペイン語を勉強する日本人にとっては、大変貴重な学習材料だと判断し、ここにご紹介する次第です
ご参考になれば…幸いです

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(5)


快調!!Hola! バルセロナ  (谷 めぐみの歌修行) 作:谷 めぐみ   No.41
 

バックNoはここから



「動いちゃダメよ」念を押して、奥様は慣れた手つきで私の髪を切り始めた。器用なものだ。聞けば、ご家族みんなの髪をいつもカットしているとのこと。「この頬っぺたの輪郭を生かさなきゃ」「前髪がほんの少し額にかかるようにしましょう」などと、楽しげに話しながらチョキチョキ…。「どんな具合?」M先生と母上がのぞきに来る。「ほら、いい感じでしょう?」「この辺をもう少し切ったらどうかな?」「それにしても黒い髪だね。日本人は海草を食べるからって聞いたことがあるけど、メグミも海草が好き?」三人とも何だかはしゃいでいる。当の私はといえば、まず長いケープをすっぽり被らされて身動きが出来ない。話に相槌を打とうとつい振り向こうものなら、「No!」と奥様に叱られる。しかもベランダには鏡がないので自分の髪がどうなっているのか分からない。美容院というより床屋さんの椅子に座らされた小学生の風情であろう我が身を想像しながら、ニコニコ笑っているしか仕方がなかった。「Ya está!」小一時間もしたところで奥様の威勢のいい声が響いた。「日本のmuñecaみたい!うまく出来たわ!」得意げな奥様。「よく似合うよ」と母上。奥様が差し出した手鏡を見ると、丸みを帯びたおかっぱ風の仕上がりだ。そうか、こんな“普通”の髪型でいいのか…。日本では本番の日は必ず美容院に行っていたけれど…。ふとM先生のレッスン室の壁に飾られたヴィクトリア・デ・ロス・アンへレスの写真を思い出す。たしかに、彼女はどんな演奏会でもごく自然な髪型だ。スペインではそれが習慣なのだろうか?でも、モンセラ・カバリエやテレサ・ベルガンサは、いつだって「たった今、美容院から出てきました」みたいな頭をしている。単なる好みの問題か?歌う曲の違いか?はたまた髪質の違いか?…。心の中で秘かに自問自答を繰り返しているところへM先生がやって来た。おかっぱ頭の私を見て「Muy bien!」と笑顔。そして明るく朗らかに続けた。「あのmonstruo(怪物)みたいな頭よりずっといい」mo、mo、monstruo?やっぱり、やっぱりそう思っていたんだ…

「演奏会で着てほしいものがあるの」奥様がクローゼットから出してきたのは、美しい白いレースのボレロだった。「母が祖母から受け継いだレースよ。亡くなる直前に私に渡してくれたの。いつかきっとこのレースにふさわしい場が与えられると思っていた。メグミ、これを着て歌ってくれない?」奥様からお母様の話を聞いたことがあった。お父様が早く亡くなり、ひとり娘の奥様とお母様は母娘寄り添って生きて来たという。「私たちは“一滴の水のように”いつも一緒だった」と語る奥様は、目にいっぱい涙をためていた。その亡きお母様の大切な形見のボレロを私に着せてくださるというのか。M先生も横で大きく頷いている。胸が熱くなった。Sala de Cienでの演奏会はもちろん素晴らしいけれど、M先生ご一家がこれほど喜んでくれている、そのことが本当に嬉しかった

ボレロに何を合わせる?日本から持ってきた黒いロングスカートがある。ウエストぎゅうぎゅうは間違いないが何とか入るだろう。下はこれで決まりだ。ボレロの中に着るものはどうする?絶対に黒が映えるけれど、私は安物のタンクトップしか持っていない。奥様に貸してもらおうにもサイズが合わない。新しく買うとして、さて、あの繊細なレースに合う品がうまく見つかるだろうか…。名案が閃いた!「私が編みます」「…」M先生も奥様もポカンとしている。実は私は編み物が好きだった。京都にいた頃は、色々な糸を買い集めて自分好みのセーターをよく編んでいた。アパルタメントから地下鉄の駅に向かう道の途中に手芸用品店ある。前を通るたびに入りたい衝動に駆られたが、入れば必ず糸を買ってしまう。糸を買えば編み始めてしまう。バルセロナでの限られた時間を編み物に費やすのは、さすがにもったいない気がしていたのだ。堂々と編み物が出来る!わくわくして来た。あの店で白いレースに合う材質の糸を買ってきて編めばいい。サイズもピッタリ。一番間違いがない。「メグミ、本当に出来るの?もしも間に合わなければ、演奏会で着るものがない」奥様は心配していた。「大丈夫です」私はその日のうちに微かに光る黒いレース糸と編み針を買い込み、ボレロにお似合いのノースリーブ・ブラウスをひと晩で編み上げた
出版記念演奏会は6月10日に決まった。楽譜集はa principios de junio(6月初旬)に納品される予定だ。何とも曖昧なa principios …。間に合うのか?

(つづく)
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(6)

¿ ¿ ¿ ¿ ¿¿ ¿ スペイン語を駆使した言葉遊びのコーナー ? ? ? ? ? ? ? 59
 

バックNoはここから

Uno ¿Es usted novato aquí?
Otro No, no soy "nobato", sino una persona.
Uno Ya lo creo, pero le estoy preguntando que ¿es usted novato?
Otro Por eso le estoy contestando que soy de carne y hueso, y no soy “nobato” ni de ninguna manera una tórtora.
Uno ¿Pero qué habla de tórtora? ¿Está usted bien de la cabeza?
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(7)

=== 海ちゃんとマリアーニョの猫の額スペイン語広場 === (シーズ ン-II)
Rincón del Español Variopinto de Umichan y Mariaño
 (24) - Temporada II - 
 
Temporada I Sigo muy ocupada.
多くの『海ちゃんファン』から再開を望む声が寄せられております。心より感謝申し上げます
昨年の震災による心労が原因で当初お休みを頂戴したのが始まりでしたが…
その後は作者自身が多忙を極めるようになり、再開の目処が立たなくなった…と言うのが実情です
コーナーを閉じることも選択肢としては考えましたが、前述のように
再開を切望するファンも多く、いましばらくご辛抱のほど宜しくお願いしますと共に
一日も早く作者が現在の超多忙状態から抜け出せるよう
お祈り下さいますよう、お願い申し上げます(編集部)

 
Temporada II
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(8)


今月の短文翻訳
(1361-1370) 2012年04月末更新分はこちらでも見ることができます
 

バックNoはここから

1361 Juro cumplir fielmente las obligaciones del cargo, con lealtad al Rey y guardar y hacer guardar la Constitución como norma fundamental del Estado, así como mantener el secreto de las deliberaciones del Consejo de Ministros.
    国王への忠誠心をもって己の責務を全うし、国家の基本的規律としての憲法を遵守しまた遵守させると共に、内閣閣議においての審議守秘を誓います(スペインでの新任大臣の就任宣誓文言)
1362 Creo que no es momento oportuno para revelar la verdad.
    今は真実を明かすときではないと思います
1363 1) Cuando se interrumpió la corriente, pensé, por primera vez, que la electricidad era el más maravilloso de los inventos.
    停電になって初めて電気ほど素晴らしい発明はないと思った
1364 2) Cuando se interrumpió la corriente, pensé, por primera vez, que la electricidad era lo más maravilloso del mundo.
    停電になって初めて電気ほど素晴らしい発明はないと思った
1365 La respuesta de Marisol me pareció inaceptable, pero, después de reflexionar, pensé que tenía razón.
    マリソルの答えは、私には受け容れられるものではなかったが、その後、よくよく考えてみると、彼女が正しかったと思った
1366 Creo que me decía la verdad, pero también que ella estaba equivocada.
    彼女は真実を述べていたのだろうが、(同時に)間違ってもいた
1367 Me gustaría llevar una vida llena de gatos a mi alrededor.
    猫に取り囲まれた生活をしたいなぁ
1368 Viendo la cara tan feliz que ponía mi hija, no pude decirle la verdadera razón por la que yo la visité.
    本当に嬉しそうな娘の顔を見ていたら、私が彼女を訪れた本当の理由を言えなかった
1369 Creo sinceramente que es necesario que los hombres nos preocupemos más unos de otros.
    人々が各々互いに気遣いし合う必要があることを痛感します
1370 La manzana parecía buena; pero, después de darle un mordisco, me di cuenta de que estaba mala.
    リンゴはうまそうに見えたのだが、一口食べて腐っていたことに気付いた

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(9)

=== FE DE ERRATAS   <<(_ _)>> ===
よかった!!今回はとりあえずクレームメールは届いてい ません。ホッ。まあ、目立たないミスは大いにあるでしょうが…
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