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Instituto de Traducciones de Tokio |
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ここは日西翻訳研究塾ホームページ「スペインの慣用句」のNo.61のページです |
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Monólogo de un pasota
第三編 『スペインの慣用句』
(No.61)(慣用句番号:201) |
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記念すべき200慣用句目が終わり、いよいよ今回からは200番台に突入するわけだが、スペイン語の慣用句は数限りなくある。とはいうものの、数えたわけではないのでいったいどのくらいの数があるのかは正確にはわからない。おそらく数えた人はいないだろう
今回は「quitar」を使った慣用句である『sin quitar ni poner』に目を向けてみよう
全く逆の意味を有する二つの動詞の両方を否定するという、ちょっと見ると訳が分からない慣用句である。しかし、こう言うときにも決して慌ててはいけない。コンマや関係詞、分詞構文等々でつながれた長い長い文章というのはスペイン語では珍しくない。と言うよりも、いずれかというと、その方がスペイン語的なより「高級な文章」として捉えられる向きがある。そのような場合に最も有効な手だてが、「落ち着いて、じっくりと後ろから一字一句逃さずに訳す。つまり、「超直訳」をすることだ。きっと何かが見えてくる。この慣用句も、忠実に文字通り、手を加えたり、動詞が持つ本来の意味やニュアンスを押し曲げたり変化させたりせず「除かず置かず」すれば、大凡の結果が見えてくる
もっとも、この慣用句をここでご紹介しようと思った要因はこのことだけではない。この慣用句は、動詞が二つも連なっている割には、これらの動詞をまったく変化させずに、そのまま『手を加えずに・ 文字どおりに・ 忠実に』使用されるという結構珍しい慣用句だからである
例) Cuéntemelo tal como sucedió, sin quitar ni poner nada.
(いったいぜんたいいかようにして起こったのか、有り体にもうしてみい)
さて、ご質問・ご意見をお待ちしている。(文責:ancla) |
以上は、本塾のメールマガジン『塾maga』2009年01月号(No.99)に掲載されたものです |
これらの読み物は、すべて小塾の関係者が執筆しており、コピーライトは小塾が有しています |
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