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Instituto de Traducciones de Tokio |
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ここは日西翻訳研究塾ホームページ「スペインの慣用句」のNo.73のページです |
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Monólogo de un pasota
第三編 『スペインの慣用句』 (No.73)(慣用句番号:214) |
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今回は[dar la tabarra a〜]をご紹介しよう。[tabarra]なる単語はなじみが薄いかも知れないが、覚えておくと便利な単語だと思う。慣用句も同様だろう。その理由は、この種の人やこの種のシチュエーションは日常によく存在するからで、[tabarra]とは「しつこい人・うるさい人」のことである。これを読みながら「ウンウン。いるいる」と膝を叩いている人は多いかも知れない。まずはいつものように直訳してみよう。[a〜]の後には人がくるわけだから「誰かに[tabarra]を与える」となる。「誰かにうるさい人に与える」って?確かに、うるさい奴には基本的に黙ってもらいたいし、静かにしてもらいたいので、何か口をふさぐもの、例えば猿ぐつわとかを[tabarra]自身に与えてやりたいものだが、この慣用句では、うるさい奴・しつこい奴を誰かに与えると言っているのだ。[tabarra]を与えたい相手とは??確かに、気にくわない奴に[tabarra]を与えれば気持ちが失せるであろうし、もらった方はうるさくってしようがない。或いは、しつこくされてウンザリすること間違いなしだ。そして結果的に相手を『うるさがらせる・困らせる』ことになる。それにしても、相手をうんざりさせるのに「しつこい人・うるさい人」をあてがってしまえ、と言うこの発想自体、実に面白い。もっとも、例文のように、必ずしもこの[tabarra]を与える相手がいやな奴とは限らない
例) Ya basta de molestar a tu abuelo que llevas toda la tarde dándole la tabarra con que quieres ir al cine.
(もういい加減におじいさまを困らせるのは止めなさい。昼からずっと「映画に連れてって」って、しつこいったらありゃしない)
さて、ご質問・ご意見をお待ちしている。(文責:ancla) |
これらの読み物は、すべて小塾の関係者が執筆しており、コピーライトは小塾が有しています |
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