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Instituto de Traducciones de Tokio |
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ここは日西翻訳通訳研究塾ホームページ「スペインの慣用句」のNo.75のページです |
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Monólogo de un pasota
第三編 『スペインの慣用句』 (No.74)(慣用句番号:216) |
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今回は[caérsele a uno la baba]を紹介するのだが、実は紹介して良いものか否か大いに迷った。あまり綺麗な表現ではないからである。しかしながら、この慣用句は頻繁に使用されるだけでなく、直訳、つまり、そのままの文としても十分に成立するので、慣用句でもあることを知らなければ、そのままの意味として理解してしまい、大変な恥をかいてしまいかねない。と言うわけで、最終的に、やはり紹介するに値すると判断した。ではそのままの意味とは?そう、その通り。「よだれが垂れる」である。よって、よだれなど垂れていないにも関わらず、[Se te cae la baba, eh.]などと言われた時に、これが慣用句であることを知らなければ、下手をすると喧嘩になってしまうかも知れない。まあもっとも逆に、「これは慣用句なのだ」と高をくくって、実際によだれが垂れているにも関わらず、あごの辺りを拭かなければ、もっと恥ずかしい結果が待っていないとは限らないので、そこはもう読者の状況判断と、スペイン語の能力に頼るしかない。もっとも、日本語の慣用句にも「よだれを垂らす・流す」というのが存在するので、さほど戸惑う必要もないかも知れないのだが、日本語の場合は、例えば「(人の持っているものを)うらやむ・ほしがる」などの時に使用するのだが、スペイン語の場合はこの意味ではないので要注意!!つまり、表現がまったく同じでも意味はまったく違うからである。スペイン語の場合は『うっとりする・かわいくて仕方がない』などの意味を表現していて、極めて似ているようで本質は異なるという代表かも知れない
例) Se le cae la baba cuando habla de lo maravillosos que son sus hijos.
(彼の息子たちがいかに素晴らしいかを語る時の彼のうっとりとした表情ったらありゃしない)
さて、ご質問・ご意見をお待ちしている。(文責:ancla) |
これらの読み物は、すべて小塾の関係者が執筆しており、コピーライトは小塾が有しています |
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