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Instituto de Traducciones de Tokio |
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ここは日西翻訳通訳研究塾ホームページ「スペインの慣用句」のNo.75のページです |
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Monólogo de un pasota
第三編 『スペインの慣用句』 (No.75)(慣用句番号:217) |
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今日は[(no) estar (hallarse) en sus cabales]を取り扱ってみよう。な〜んだ「彼のキャバレーにいる」なんて、簡単な意味じゃん!な〜んて早とちりでかってな訳を付けた人はいないだろうか。確かに似ているし、我々日本人は[l]と[r]の区別が付けられないのも十分に分かる。しかしだ、キャバレーは[cabaret]であって[cabal]ではない。[cabal]は「完璧な・欠点のない」という形容詞である。つまり、[una persona cabal]とは「完璧な人」である。まあ、実際にはそのような人は存在しないわけだが、言葉は十分に成立しうる。「ちょっと待って![cabal]が形容詞ならなぜその前にまたしても形容詞を付けることができる?たとえそれが所有形容詞だとしても形容詞には違いなく、名詞の前に付けられるものだ!」っと主張する人もおいでだろう。もっともな話である。しかしこの[cabal]は名詞としての意味も有しているのだ。意味は「ちょっとした資産」とでも訳すことがでよう。したがって、直訳は「その小さな資産の中にいる(いない)」となるのだが、いったい何を言いたいのかが良く伝わってこないのだが、そこが慣用句の良いところでもありまた嫌なところだ。[estar fuera de juicio]という慣用句ならばその意味は大変分かり易くなるが、ほぼ同じこと(『(彼の精神状態は)まともだ・でない』)をこの慣用句も言っている
例) ¿Cómo se te ocurre hacer semejante cosa?, tú no estás en tus cabales.
(どうすればそんなバカなことができるんだ?お前はまともじゃないよ)
さて、ご質問・ご意見をお待ちしている。(文責:ancla) |
これらの読み物は、すべて小塾の関係者が執筆しており、コピーライトは小塾が有しています |
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