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Instituto de Traducciones de Tokio |
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ここは日西翻訳通訳研究塾ホームページ「スペインの慣用句」のNo.79のページです |
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Monólogo de un pasota
第三編 『スペインの慣用句』 (No.79)(慣用句番号:221) |
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今回の慣用句は実に短い。これでも慣用句?と思うほど短い[ni jota]だが、実際には、[no entender]
や[no saber]を伴って、[no entedo ni jota]
とか[no sabe ni jota]の形で使用され、『…についてこれっぽっちも知らない(わからない)』という意味で使用される
[jota]はスペインの多くの地方で踊られる民踊(民謡)の名称で、特に有名なホタはアラゴンやナバラ地方のものがある。スペインと言えばフラメンコが民族舞踊と思っておられる向きはないかな?フラメンコはアンダルシア地方の民族舞踊の一つだが、他の地方ではホタが最もポピュラーな民踊(民謡)で、日本で言うならば盆踊りのようなもの。したがって、これを知らないと、スペインを知っているとは言えない。もっとも、だからといって、この慣用句
[ni jota]の意味が『ホタなる民族舞踊などこれっぽっちも知らない(わからない)』と言うわけではない。早合点や思い込みはとっても危険である。ご注意を。文章は最後までしっかり読まなければならない。人がしゃべっている時もじっくりと最後まで聞かねばならない。特に日本語の場合は…
というわけで、やっと本題に入るわけだが、この[ni jota]の[jota]とは、スペイン語のアルファベットの文字の一つである[J
/ j]なのだ。これまで長年(「塾maga」の前進である「e-yakuニュース」時代の16号(2002年2月末発行に掲載したのが第1回だった)やって来たが、これほど短い慣用句は初めてである
例-1) Se me sentó un señor muy alto delante, y no vi ni jota de la película.
(私の真ん前に背の高い男の人が座ったので、映画のエの時も見られなかった)
例-2) No entiendo ni jota de japonés.
(私は日本語がまったくわかりません)
さて、ご質問・ご意見をお待ちしている。(文責:ancla) |
これらの読み物は、すべて小塾の関係者が執筆しており、コピーライトは小塾が有しています |
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