『月刊・スペイン語あれやこれや』 "Español
Variopinto,
Mensual"-I-01 |
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¡Feliz Encuentro con Español! 本の序文を訳した
その序文は「Feliz lectura.」と締めくくられていた
困った。「Buen viaje. Feliz Navidad. Feliz cumpleaños.
」などの連想から、「良い読書を!!!???」「読書おめでとう!!!???」なんて訳が思い浮かんでしまったのだ。これでは何のこっちゃである
気持ちはわかるが日本語ではない
せっかく日本語として読みやすい良い訳になったと内心自画自賛していたのに、最後がこれではなんともしまりがない
しかし、私の頭はもう「Feliz lectura」というスペイン語表現に捕われてしまっている。スペイン語から日本語への翻訳をする時は、スペイン語からはあくまでも自由でいなければ自然な訳はできない
日本人とスペイン人の一人当たり読書量を比較すると圧倒的な差をもって日本人のほうが多いらしい。その本をよく読む日本人による日本人のための日本語に「Feliz
lectura」
に相当する表現がないのは、いかがなものかなどと考えているうちに、頭が日本語モードにもどり「それでは本書をお楽しみください」「本書をお楽しみいただけると幸いです」「それでは本書で楽しいひと時をお過ごしください」と言った訳を¡felizmente!に思いついたのだった
では、¡Feliz Encuentro con Español! また、来月
Gatito Umi-chan
以上は、本塾のメールマガジン『e-yakuニュースNo.53(2005年03月末発行)』に掲載されたものです |
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