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スペイン語翻訳通訳

Instituto de Traducciones de Tokio

翻訳・通訳学習を通して、本格的に、そして、本腰を入れ、じっくりとスペイン語を学び、実践的なスペイン語能力を身に付けたい、伸ばしたい人のための塾です


Mascota
"Umi-chan"

 

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「海ちゃんと映画」 "Umichan y Cine"  Temporada-III
 

 

       
主演 原題名 製作年  監督
 クリストファー・リーブ Superman (スーパーマン)  1978 リチャード・ドナー
 クリストファー・リーブ Superman II (冒険編)  1980 リチャード・レスター
 クリストファー・リーブ Superman III (電子の要塞)  1983 リチャード・レスター
 クリストファー・リーブ Superman IV (最強の敵)  1987 シドニー・J・フューリー
 ブランドン・ラウス Superman Returns  2006 ブライアン・シンガー
製作国 米国
 

 
     

第十話

 
  スーパーマン映画がアイチューンストアで204円という気前の良いお値段になっていたので、全部借りてみた。もう懐かしさいっぱいである
ワクワク…ドキドキ…音楽とともに映画が始まる。このスーパーマンのメインテーマを聴くだけで、意識が地球圏外に飛び出して行く…感じがする
私と同年代の人たちにとってスーパーマンといえばクリストファー・リーブのことだろう。他の俳優が演じるスーパーマンも同じようにカッコいいのだけど。そのずっと後、スーパーマン・リターンズでスーパーマンを演じたブランドン・ラウスもめちゃめちゃカッコいいし、クリストファー・リーブが演じたクラーク・ケントとスーパーマンの雰囲気をそのまま踏襲している。でも、私の乙女心は最初に見たクリストファー・リーブのスーパーマンに大感激したまま今日に至っている
スーツの中に窮屈そうに収まっている人の良いクラーク・ケントがスーパーマンに変身すると、拘束衣から解かれたかのように鍛えられた美しい肢体があらわれ、優雅なのびのびとした動きで「美」そのものとなる。敵たちのガサツさに比べて、彼の立ち居振る舞いには品がある。だから、ひらひらマントが − 風呂敷には見えずに − キマるのだ
その昔、家のブラウン管テレビに毎週登場していたスーパーマンは、まだ、映像合成技術が未熟な時代で、空を飛ぶシーンでは、移動しているのはスーパーマンではなく背景だった。これで「空を飛んでいると理解してください」というシロモノだったので、「ヒトは空を飛べない」という事実をゴリゴリと意識させてくれたものだった。でも、1978年公開のクリストファー・リーブの最初のスーパーマンの頃には、すでに特撮合成技術はかなり発達しており、宇宙空間を疑似体験し、非日常を味わうことができるまでになっていた
さらに、2006年のブランドン・ラウスのスーパーマン リターンズでは、映像技術は相当に高度なところまで発達したことが見てとれた。オープニングの映像があまりにも美しく、壮大で、真に迫っているので、いきなり大興奮。「コンピュータという道具を使ってかくも神々しい映像を作ってしまえるなんて、人間は神か」もしれんと思う
映画の最初のシーンでは、スーパーマンはいつも軽く人助けをしてみせて、「強いんだぞ。皆の味方だぞアピール 」をする。ビルの高いところから落ちた人やヘリコプターから宙吊りになった人を救出する。落下中にスーパーマンに空中で抱きとめられるロイス・レーン、羨ましいぞ!!
「スーパーマンI」では地震による事故で死んでしまった愛しいロイスを生き返らせようと、大気圏外に飛び出し、地球の自転を反転させて時間を戻すなんていうアッパレなワザを見せた。そんなことをしたら、食べているステーキが牛に戻ってしまう…なんてことはとりあえず考えないことにしているらしい
ラストシーンではいつも地球の周辺を飛びながら、ニッコリと爽やかな笑顔を見せてくれるスーパーマン。もう、メロメロである。ここで「キャー」っと黄色い声で叫びたくなる。実際に、スペインの映画館で見たときは、みんな大興奮で叫んだり拍手したりで、スペイン人観客の素直な感情表現に文化・習慣の違いを感じ驚いたものだった
みんなスーパーマンを楽しんでいる。万人受けするのだ。それはスーパーマン映画は見ていて安心な「勧善懲悪映画」だからだ。絶対に最後には「正義が勝つ」というのがお約束なので家族みんなで楽しめる。水戸黄門のアメリカバージョンなのである
アメリカバージョンの水戸黄門はハンサムで、知性的で、ありえない身体能力をもち、ジェット機よりずっと速く飛んで移動できるのだ
スーパーマンのようには空を飛べない私たち。そんな私達を宇宙に連れ出し、スカッと爽やかに壮大な意識体験をさせてくれるのが「スーパーマン」映画なのだ
クリストファー・リーブが52歳の若さで神の元に召されなければならなかったことが残念でならない

海ちゃん:あぁぁ、アウトラはまたスーパーマンと一緒に宇宙に行っちゃったにぇ。スーパーマンは空を飛ぶけど、アウトーラは思考がぶっ飛ぶ。いいコンビだにゃ!と言ったら、大真面目に「そうでしょ!」とのお返事。やっぱりつける薬がにゃい
ところで、僕ちゃんはこんな映像を見つけたにょ(歴代のスーパーマン:https://www.youtube.com/watch?v=PXVjCkYOJz8
ツッコミどころ満載だけど、楽しめるにぇ。僕もクリストファー・リーブが一番カッコ良くて、好感がもてると思うにゃん(っと言ってアウトーラの機嫌をとっておこう)
では、またにぇっ!!
 
 

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