さて、前回から始まりました『スペイン語文法・番外編』ですが、今回
は符号や記号(signos)の続編です。 この『punto"."』や『coma","』の使用法は、スペイン本国と中南米諸
国では違っている部分が多いのはみなさんもよくご存じでしょう。でも、
とりあえず、ここでは『本家』を中心にお話しを進めていきますのでご了
承下さい。尚、最もよく見かける違いは小数点でしょう。スペイン本国で
は『coma","』を使用しますが、多くの中南米諸国では、日本同様の
『punto"."』です。但し、日本にしばらく住んでいるスペイン人などは、
まったく気にすることなく日本方式を使用していますので、それほど厳
しい決まりでもないのでしょう。もっとも、スペインの文法書などには、
『Los decimales se separan de los numeros enteros por coma, "NO EL PUNTO"』と厳しい『お達し』があります。
時刻の表記にはあまり気にしたことがないかもしれませんが、日本
や多くの国では『dos puntos":"』を使用しますが、スペインは『punto"."』
です。例:『21,27 h.』。お気付きのように、時間の略語『h』には『punto"."』
を付けますが、略語には、これに限らずすべて、そして、必ず『punto"."』
を付けます。
上級レベルの方の書いたスペイン語ではあまりお目にかかりません
が、よくある間違いに、『porque』の前での『coma","』の使用です。「エ〜
〜??そんなことする人いるの?」っと、おっしゃると思いますが、結構
見かけますので、くれぐれもご注意を!!
さて、先程『dos puntos":"』の話を突然出しましたので、次回は、『dos
puntos":"』と『punto y com";"』についてお話しすることにしましょう。お
楽しみに。今回は少々少なくてスミマセンm(_ _)m。
以上は、本塾のメールマガジン『e-yakuニュースNo.05(2001年3月末発行)』に掲載されたものです。 |